今回は「晩生」「細石」「御刑」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「晩生」
「晩生」の読み方をご存じでしょうか?
「ばんせい」以外でお答えくださいね。
一般的によく耳にする意外な読み方がありますよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「晩生」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 一般よりも成熟が遅いこと。
- 彼女は晩生だから告白はしないと思うよ。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「晩生」の読み方!正解は!?
正解は「晩生」です!
「奥手(おくて)」と書かれることが多いため、読めなかった方もいらっしゃるかも知れません。
意味はヒントで紹介した通り「一般よりも成熟が遅い」ということですが、そもそもは遅く成熟する植物のことを言います。
それが転じて、成熟の遅い人や内気な人のことも「おくて」と表現するようになりました。
また「晩生」には「ばんせい」という読み方もあります。
「ばんせい」と読む場合は「成熟の遅い植物」という意味になりますが、人に対しては使えないので注意しましょう。
2問目はこの漢字!「細石」
「細石」って何て読むか分かりますか?
(ほそいし)ではありません。
(こまいし)でもありません。
ひらがな5文字です。
”○○○○○”
「石」は(いし)と読みます。
「細」の読み方がわかれば、正解は目の前です!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「細石」の読み方のヒントは?
小石・こまかい石のことを言います。
パワーストーンの細石などを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
福岡県糸島市には「細石神社」があります。
日本の国歌「君が代」にも登場していますよ。
「君が代は千代に八千代に○○○○○の巌(いわお)となりて苔のむすまで」
何と読むか分かりましたか?
「細石」の読み方、正解は……
正解は……
「さざれいし」
です!
「さいせき」「ささらいし」でも正解です!
ただし、「細石刃」と書く場合は(さいせきじん)、「細石器」と書く場合は(さいせっき)と読みます。
日本では細石刃や細石器は旧石器時代から縄文時代初期に使われていたとされています。
細石刃は「替刃式石器」として使われていました。
今でもカッターやカミソリなどで替刃は使われていますが、1万6千年以上前からアイデアがあったなんて素晴らしいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「御刑」
「御刑」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「おんけい」ですが、もちろん間違いです。
だれでも知っている簡単な漢字ですが、なかなか読みにくいですね。
でも実は、日常的に耳にする言葉です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「御刑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「こらしめ」「罰」といった意味を持ちます
- 「御刑として押し入れに閉じ込められた」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「御刑」の読み方!正解は!?
正解は「おしおき」です!
通常は「お仕置き」と書く場合がほとんどでしょう。
現代では「おしおき」というと子供のイタズラに罰を与えるようなイメージですが、江戸時代には「処罰」や「死刑」を表す意味として使われていました。
今でも刑罰のことを「仕置き」と表現することはありますが、「お」がついて「おしおき」になると、主に子供に対する罰という意味で使われます。