今日の難読漢字は
「春麗ら」
「麤い」
「匕」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「春麗ら」
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇ら」となります。
ある季節の状態を表す言葉です。
最初の一文字目は「は」です。
漢字に春が入っている通り、春に関係する言葉です。
春の穏やかで明るくのどかな雰囲気を感じさせる言葉ですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「春麗ら」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はるうらら」
です!
「春麗ら(はるうらら)」は、春のうららかな様子を表す言葉です。
春の晴れの日、明るく温かい日差しが、とても穏やかでのどかな雰囲気を感じさせます。
「春麗ら」という文字だけをみると、ゲームに詳しい方はストリートファイターシリーズの「春麗(チュン・リー)」を思い浮かべてしまう人もいたかもしれませんね。
大人気となったストリートファイターIIでは唯一の女性キャラクターであり、ボタン連打で発動できる必殺技・百裂脚など、とても印象的ですね。
また競馬に詳しい方だと、競走馬の「ハルウララ」を思い浮かべることでしょう。
競馬の世界では非常に珍しい、負け続けることで逆に人気となったのがハルウララでした。
競走馬としての最終的な成績は113戦0勝と引退までついに1勝もすることはありませんでしたが、日本の競馬界に大ブームを起こし、高知競馬という地方競馬場にたくさんのお客さんを集めたスターであったことは間違いありません。
2つ目は「麤い」
ヒントは全体で3文字、「〇〇い」となります。
ある状態を表す形容詞で、一般的で日常的な言葉です。
最初の一文字目は「あ」です。
他の漢字で表記することが多く、この漢字はこういったクイズでしか見ないでしょう。
意味としては「細かくない」といった意味となります。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「麤い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あらい」
です!
「麤い(あらい)」とは、隙間や粒は大きくざらざらしているさま、細かでない状況を表す言葉です。
一般的には「粗い」と表記することが多いですが、同じ意味の言葉です。
またあらあらしいとかはげしいといった意味もあり、この場合は「荒い」と同じですね。
「麤」は鹿を3つ組み合わせた漢字となっており、総画数は33画にもなります
これはJIS水準の漢字のなかではトップの画数となるようです。
学術的にはもっと多い画数の漢字があるようですが、コンピュータで表示できるよう規格化された漢字の中では、もっとも画数の多い漢字と言えるでしょう。
また精米されていない玄米のことを「あらごめ」と呼びますが、麤もあらごめという意味があり、「麤糲(それい)」とも言います。
これの漢字画数はまたとんでもないことになりそうで、下手なプリンターでは画数が多すぎるせいで真っ黒になってしまって読めないかもしれないですね。
最後の難読漢字は「匕」
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。
ある名詞で、少し古めかしい言葉かもしれません。
最初の一文字目は「さ」です。
少し古めかしい言葉といったのは、同じようなもので海外からきたもののほうが、現在では一般的になっているためです。
それはなにかというと、ずばり「スプーン」です!
スプーンの日本版というと・・・?
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「匕」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さじ」
です!
「匕(さじ)」とは、液体や粉末をすくい取るための道具です。
「匙」の表記のほうが一般的でしょうか。
ものごとを諦めるという意味で「匙を投げる」と言いますが、これは医者が薬の調合に使うさじを放り投げる、これ以上は何をやっても患者を助けられない、ということが語源となっています。
さじとスプーンの違いですが、形状や材質などではなく、生まれた経緯に違いがあるようです。
さじは元々、液体や粉末を量り取るために生まれました。
今でも料理のレシピで量を示すのに「小さじ」や「大さじ」と使うことが多いですね。
一方のスプーンは、ものを混ぜたり食べものを口元に運ぶための道具であり、食器として生まれています。
生まれは違うものの、現在ではさじとスプーンに明確な違いはなく、もはや同じものだと言っても過言ではないと言えるでしょう。
日本には箸があり、また汁物も器に直接口をつけて飲んでいたため、食器としてのさじが近年まで使う文化がなかったのかもしれません。