漢字読み講座

【今日の難読漢字】「川柳」「血眼」「窯元」「凌霄花」「読本」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「川柳」

「血眼」

「窯元」

「凌霄花」

「読本」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「川柳」です!

川柳」と書いて、なんと読むか分かりますか?

もちろん(かわやなぎ)とは読みません。

「川柳」はよく見る漢字であるものの、なんと読むかと聞かれたらちょっと困る人も居るかも。

さて、「川柳」と書いて、なんと読むでしょうか?

「川柳」読み方のヒントは?

川柳とは、江戸時代に始まった言葉遊びのひとつです。

五・七・五のリズムに乗せて、人生や世の中を皮肉ったり。

短い言葉で、いかに世の中の神髄を表せているかが勝負のような所があります。

俳句も五・七・五ですが、川柳は自由度が高く、子どもも大人も気軽に作ることができます。

人の川柳を読んで笑ったり、自分でも色々と考えることができるので脳トレとしても人気ですね。

自信のある川柳ができたら、人に聞かせたり、コンクールに応募したりしても楽しめます。

「川柳」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「川柳」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「せんりゅう」

です!

 

検索してみると、歴代のおもしろい川柳が沢山出てきます。

ぜひ、自分でも作ってみてくださいね!

2つ目の漢字は「血眼」です!

血眼」と書いて、なんと読むか分かりますか?

目から血が出ることを(けつがん)とは読みませんよね。

そもそも目から血が出ることがあまりありません。

本当に血が出る訳ではなく、目が血走っていることです。

充血とも言いますね!

さて、「血眼」と書いてなんと読むでしょうか?

「血眼」読み方のヒントは?

眼球の白目の部分が、真っ赤になるほど逆上すること、あまりにも感情が激してしまって白目の部分が真っ赤になってしまう事を「血眼」といいます。

また、ひとつの探し事に熱中しすぎている様子を「血眼になって探しまわる」なんていいます。

わかりやすい必死さという意味合いで使います。

「血」は血圧や血液の「血」(けつ)ですが、他にも読み方がありますよ。

刺された時や撃たれた時に演技で使う「血糊」も「血」と書きます。

同じように「眼」も(め)や、眼科の「眼」(がん)だけではありません。

寝ぼけ眼」なんていいますよね。

「血眼」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!

さて、もうわかりましたか?

「血眼」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ちまなこ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「窯元」です!

窯元」と書いて、なんと読むか分かりますか?

「窯」といえば、ピザの窯!というイメージの人も居ると思いますが、そのイメージとはちょっと違います。

でも、火を付けて焼くというイメージは合っています。

さて、「窯元」と書いてなんと読むでしょうか?

「窯元」読み方のヒントは?

「窯元」の意味は、陶磁器を作る所。また、そこの主人という意味です。

陶磁器とは陶器と磁器のことで、普段使っている食器などは窯元で焼かれています。

粘土を形成してできたものを焼いて作る物で、約1万6500年前から作られています。

縄文土器なんて習いませんでしたか?

現代でも同じような方法で作られているのが「窯元」です。

カルチャースクールでも「陶芸教室」なんて人気がありますよね。

作った器や湯呑は、「窯元」で焼き上げられて完成します。

奥が深く、趣味の中でも沼的な存在です。

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「窯元」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「かまもと」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「凌霄花」です!

「凌霄花

これなんて読むかわかりますか?

 

何となく花なのかな?と思わせるような字面ですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「凌霄花」読み方のヒント!

 

「凌霄花」は、確かに植物の名前です!

ですが、植物に詳しくない方はあまり聞き馴染みがないかも?

 

しかもかなり難しい読み方です。

漢字は3つなのに、読むと7文字!

ヒントは「の〇〇〇〇〇ら」!

 

さて、読めたでしょうか?

 

「凌霄花」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「のうぜんかずら

です!

 

「凌霄花」とは、

ノウゼンカズラ科の落葉性のつる性の植物です。

 

オレンジとピンクを混ぜたような鮮やかな色で、

華やかな花を咲かせます。

 

アーチやラティスなどに沿わせて、高く背を伸ばすのが特徴の植物なのですが、

それがこの漢字にも使われています。

 

「凌霄花」の漢字の「凌」には「しのぐ」、

「霄」には「そら」の意味があります。

つまりは「天を凌ぐほど高く背が伸びる花」ということ!

 

色や香りよりも、空に伸びていく成長の様子が漢字になっているのが

なかなかユニークですよね。

 

植物に詳しくない方は、馴染みがないかもしれないこの言葉。

ですが、すんなりと読めればとってもかっこいい漢字です!

教養の一つとしてスマートに読めるようになりましょう!

5つ目の漢字は「読本」です!

「読本」は、「どくほん」としか読めない!

そう思いますよね。

ところが実は、正しい読み方は「どくほん」ではないんです!

正しい読み方をこの機会に覚えましょう。

「読本」の読み方のヒントは・・・?

「読本」とは、教科書や一般向けの入門書、参考書の事です。

「歴史読本」「英語読本」などというように使われます。

この使われ方を見ると余計に「どくほん」と読める気がしてしまいますよね。

正しい読み方は、「どくほん」とほぼ同じです。

ひらがなで書くと「〇くほん」です!

「読本」の読み方の答えは・・・

正解は、「とくほん」でした!

正確な読み方は「どくほん」ではなく「とくほん」なのですが、あまりに「どくほん」と間違われるうちに「どくほん」という読み方も市民権を得るようになったのです。

辞書によっては、読み方に「とくほん」とともに「どくほん」と書かれているものもあるんですよ。

ちなみに同じ「読本」という漢字で「よみほん」と読む場合もありますが、これだと「教科書・参考書」という意味ではなくなります。

「読本(よみほん)」は、『雨月物語』や『南総里見八犬伝』など江戸時代の特定分野の小説を分かりやすく現代文に直したものを指すんです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!