「濤声」の読み方をご存じですか?
「声」は「こえ」や「せい」と読みますが「濤」の字はあまり見かけませんね。
どのように読むのでしょうか?
「濤声」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「と○○○」の4文字
- 音読みです
- 「濤」の字は「涛」とも書き「怒涛」という言葉が使われることがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「濤声」の読み方、正解は・・・
正解は
「とうせい」
です!
「濤」は波や大きな波のことをあらわしており「濤声」は波の音という意味になります。さざ波というよりは大きめの波をイメージさせる言葉です。
ヒントで出した「怒涛(怒濤・どとう)」は「激しく打ち寄せる大波」を表現しています。
「濤声」は力強さを感じる表現のためか、楽曲や絵画のタイトルとしても使われることがあります。特に有名なのは、日本画家として有名な東山魁夷(ひがしやまかいい)氏の作品です。
仏教の一派である「律宗(りっしゅう)」の総本山である奈良の「唐招提寺(とうしょうだいじ)」御影堂には、東山魁夷氏作の障壁画が68面にわたって飾られています。その中でも代表的な作品が山を描いた「山雲」と海を描いた「濤声」です。合わせて「山雲濤声」と呼ばれることもあります。
「濤声」の読み方、是非覚えてくださいね。