漢字読み講座

「瑕疵」「敢えて」「負む」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「瑕疵」「敢えて」「負む」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「瑕疵」

「瑕疵」の読み方をご存じでしょうか?

「ひまし」と読んでしまうと恥ずかしいですよ…

よく見ると「暇(ひま)」という字は日編ですが、「瑕」は「王編」になっていますね。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「瑕疵」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
  2. 主に法律用語として売買や不動産関係などで使われます
  3. 法律上の欠陥や欠点のこと

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「瑕疵」の読み方!正解は!?

正解は「かし」です。

「瑕疵(かし)」とは一般的には傷や欠点のことを言います。

しかし、ヒントでも示したように「瑕疵」は主に法律用語として不動産売買などで使われる言葉で、法律上の欠点のことを指します。

ただし「瑕疵」という言葉を単体で使うのではなく「詐欺や脅迫などによってなされた意思表示」のことを「担保瑕疵責任」という表現で用いることが多いでしょう。

また、通常あるべき品質を欠いていることも「瑕疵」と呼ぶ場合があります。

2問目はこの漢字!「敢えて」

「敢えて」の読み方をご存じでしょうか?

「果敢(かかん)」の「かん」ですが、もちろん「かんえて」ではありませんよ。

今回はそれほど難読ではないと思いますが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「敢えて」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇えて」の3文字
  2. 「押し切って」という意味です。
  3. 「敢えて言うまでもありませんが」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「敢えて」の読み方!正解は!?

正解は「あえて」です!

意味はヒントでも示したように「押し切って」や「遠慮しない」「積極的に」など。

「敢えて」は「敢て」や「肯て」と書く場合もあり、いずれも同じ意味になります。

以下は「敢えて」を用いた例文です。

  • 私が敢えてこの会議に参加したのは、言いたいことがあったからです
  • 大学へ行かずに、敢えて中小企業に就職しました
  • 今後を考えて、その日は敢えて新人に仕事を任せました

また、敢えての類語には「たって」「強いて」「押して」などがあります。

最後はこの漢字!「負む」

「負む」の読み方をご存じでしょうか?

まさか「まけむ」なんて読んではいませんよね。

「負」は小学校3年生でならう簡単な漢字ですが「負む」となると難読です。

読める方はかなりの漢字通でしょう!

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「負む」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です
  2. 希望通りにしてもらえるよう、人にお願いすること
  3. 「お金の工面を負む」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「負む」の読み方!正解は!?

正解は「たのむ」です!

「負(たの)む」は一般的には「頼む」と書くので、ほとんどの方が読めなかったのではないでしょうか?

誰でも知っているようなやさしい漢字も、送り仮名が変わった途端に漢字検定一級クラスの難読になるという一例です。

「負」という字には「ける」や「かす」以外に「たの」や「そむという読み方もあるので、この機会に覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!