今回は「贖う」「額ずく」「薫陶」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「贖う」
「贖う」
これ、何と読むかわかりますか?
何となく意味はわかるけれど、
読んでみると間違えてしまうかも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「贖う」読み方のヒント!
「贖う」で読み間違えがちなのは「つぐなう」です。
でも「つぐなう」だと漢字は「償う」になります。
確かに似たような言葉ではあるのですが…
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「贖う」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あがなう」
です!
「贖う」は、
「罪をつぐなうこと」という意味の言葉です。
読みは「あがなう」なのに
意味は「つぐなう」なのはちょっと理不尽ですよね!笑
贖うには、ほかにも「何かを代償に手に入れること」という意味もあります。
「すべての貯金を使って、レア物のレコードを贖う」
このように使われます。
「贖う」と「償う」の違いですが、
「贖う」は実際の罪のつぐないだけではなく、
罪悪感があることに対してのつぐないにも使われます。
それに対し「償う」は、
罪や損害の埋め合わせとして、金品の支払いや労働を行うことに使われます。
「賠償金」の言葉にも、同じ「償」の字が使われていますね。
贖ったり償ったりすることとは縁のない暮らしがしたいですが、
漢字の読みや意味は知っていて損がありません。
ぜひ覚えて漢字マスターを目指しましょう!
2問目はこの漢字!「額ずく」
「額ずく」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「がくずく」と読むのは間違いです。
「額」という漢字は一般には「がく」「ひたい」と読みますが、今回の問題はもう一つの読み方になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「額ずく」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇ずく」の4文字です。
- 額を地面につけて拝礼すること。
- 「家来が王の前で額ずいた」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「額ずく」の読み方!正解は!?
正解は「ぬかずく」です!
小学校5年生で習う簡単な漢字ですが、意外と読めなかった方も多いでしょう。
「額」とは人のひたい(おでこ)のことを指します。
なので、額ずくとは「座った状態で地面や床に額をつけてお辞儀する」ことです。
ちなみに「額ずく」と似た行為に「土下座」があります。
しかし「額ずく」は、相手を「畏怖」「崇拝」する気持ちが背景にあるため、本質的に「土下座」とは異なると言えるでしょう。
最後はこの漢字!「薫陶」
「薫陶」の読み方をご存じでしょうか?
「薫(かおる)」+「陶(とう)」で、「かおるとう」と読むのは間違いです。
日常であまり使う言葉ではありませんが、聞いたことはあるかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「薫陶」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- すぐれた人徳によって他人を感化して教育するという意味。
- 「先生からは多大な薫陶をたまわりました」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「薫陶」の読み方!正解は!?
正解は「くんとう」です!
「薫(かおる)」という字を「くん」と読む言葉には「薫製(くんせい)」「薫煙(くんえん)」「薫香(くんか)」など色々あるので、すぐに正解がわかった方も多いのでは。
薫陶とは、優れた人徳や品格を持つ人物から感化されて、良い方向へ導かれていくことです。
そもそもは、香を焚いてよい香りをしみ込ませた土を使って陶器を作るという意味の言葉でしたが、それが転じて、人に良い影響を与えるという意味で使われるようになりました。