今回の難読漢字は「磊落」「飆」「神議る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「磊落」
「磊落」の読み方をご存じでしょうか?
石という字が使われていますが「せきらく」と読むのは間違いですよ。
とはいえ、何のことなのかさっぱりわからないという方も多いのでは。
さて、あなたには読むことができますか?
「磊落」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 小さなことにこだわらない心の広い人
- 豪放磊落
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「磊落」の読み方!正解は!?
正解は「らいらく」です!
「磊」という字は3つの石が重なっていることから「石がごろごろしている様子」を表します。
さらに「落」という字と合わさることで「石がごろごろ落ちていても気にしない」→「小さなことにこだわらない」という意味になるのですね。
ヒントで紹介した「豪放磊落(ごうほうらいらく)」という四文字熟語も「度量が広くて小さなことにこだわらない」という意味。
「豪放」も「磊落」も同じ意味を持つので、心の広さをさらに強調して表現した言葉になります。
2問目はこの漢字!「飆」
今回の難読漢字クイズは「飆」です。
難読漢字の名にふさわしい画数の多さですね。
答えは身近なものですよ!
「飆」の読み方のヒントは?
ヒント1.「飆」をひらがなにすると、5文字になります。
ヒント2.「飆」は晴れた日にいきなり発生するケースが多いようです。
ヒント3.「白馬はまるで飆のように駆け抜けて行った。」のように使います。
正解は…
正解は…
「つむじかぜ」でした!
渦を巻いて吹き上げる風のことで、「じん旋風」とも呼ばれます。
「飆」の音読みは「ヒョウ」、訓読みは「かぜ」「つむじかぜ」「飆れる(みだれ)る」、画数は21画です。
「飆」という漢字は、「群がるイヌたちが、風を巻き起こしながら走っているさま」をあらわしています。
「飆」の左側は3匹の「犬」、右側が「風」ですね!
「飆」の仕組み
暑い日に温められた地面によって、地表の空気が熱をもって上昇し、上昇する過程で障害物があると回転性が生まれます。
この「回転する空気」が「上昇流の柱」を形成した場合、それが「飆」になります。
一方よく混同されがちな「竜巻」はまったく別の現象です。
「竜巻」は積乱雲から垂れ下がる「ろうと状」の雲をともない、台風の接近や前線が通過するタイミングで発生します。
最後はこの漢字!「神議る」
「神議る」を何と読みますか?
普段使う言葉ではありませんが…
それぞれの漢字の意味を考えてみましょう!
「神議る」の読み方のヒントは?
1.「神議る」をひらがなにすると5文字になります。
2.日本人にとって、一年で最も大切な行事です。
3.出雲大社がにぎやかになる時期です!
正解は…
正解は「かむはかる」でした!
「かみはかる」と読んでも正解です。
「神議る」とは、八百万の神々が出雲大社に集まり、農業や男女の結びつきについて話し合いをすること。
読んで字のごとく神さまの会議です!
「神議る」が行われるのは旧暦の10月、2024年は11月3日にあたります。
出雲の各神社では10月25日〜11月23日まで、出雲大社では11月3日〜11月19日までの期間に行事が行われますよ。
この期間、出雲では「神有月(かみありづき)」、出雲以外の地域では「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。
天津神はまた別の話!
ここでひとつ注意!
日本の神さまには元々地上にいらした出雲系の大国主命(オオクニノミコト)系統と、天からいらした伊勢系の天照大神(アマテラスオオミカミ)系統があります。
「神議る」は大国主命系統の神さまが集まるので、天照大神系の神さまは出席しません。