「何れ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(なんれ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「何れ」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇れ」となります。
日常的にもよく使われる言葉で、時間的な意味で使われたりします。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「何れ」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「い」です。
時間的な意味のほかにも、いくつかの選択肢のことを指す場合もあります。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「何れ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いずれ」
です!
「何れ(いずれ)」は、代名詞としては不定称の指示代名詞でどれ、どっちといった意味、副詞としては結局とかそのうちにといった結果や将来についてを指す言葉です。
英語でいうと、When(いつ)、Where(どこ)、Which(どっち)といった色々な意味で使える便利な言葉ですね。
また「いずれ」のほかにも「どれ」と読むこともできるそうです。
この言葉を使った慣用句に「何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)」というものがあります。
これは「優れているもの(美しい女性に使うことが多い)が複数あって甲乙つけがたい」といった意味になります。
ここでのいずれを「いつか」という意味にとり、「いつか綺麗な女性に成長するんだろうなぁ」という意味だと勘違いしていました。
「末は博士か大臣か」とごっちゃになっていたようです。
こういった色んな意味を持つ言葉は、使い方は難しいかもしれませんが、上手に使えれば文章に品や雰囲気が出てくるような気がします。