今日の難読漢字は
「盆暗」
「火屋」
「零れる」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「盆暗」
「盆暗」って何て読むかわかりますか?
(ぼんあん)ではありません!
人を形容する言葉です。
あまりいい意味で使われていません。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「盆暗」の読み方のヒントは?
「頭の働きが鈍く、ぼんやりしていて物事の見通しをたてることができない様子」を表しています。
元々は博打用語で、盆の上でサイコロを振り、丁か半かで賭けていたとき、負けてばかりの人を指して使っていたことが始まりです。
「盆」の上の見通しが「暗い」ということが語源となっています。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「盆暗」の読み方、正解は……
正解は……
「ぼんくら」
です。
ところで「ぼんくら」に励ましの意味があることを知っていますか?
実はフランス語に「Bon courage(ボン・クラージュ)」という言葉があり、日本語では「頑張って!」という意味になります。
これを略して「ぼんくら」と言うことがあるようです。
ただし、ほとんどこの意味で使われることはありません。
「盆暗」という言葉は、感じのいい言葉とはいえませんので、あまり使わないようにしたいものですね!
2つ目は「火屋」
「火屋」って何て読むかわかりますか?
(かや)ではありません!
(ひや)と読む場合もありますが(ひや)と読むと「火葬場」という意味になります。
この読み方をするときも「火葬場」という意味でも使う場合がありますが、別の意味で使われていることが多いです。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「火屋」の読み方のヒントは?
意味は「ランプ・ガス灯などの火を覆うガラス製の筒」や「香炉・手あぶりなどの上に被せる網状の蓋」を表す漢字です。
最近では、ランプや香炉を見たことがないかもしれませんが、想像して考えてみてくださいね!
さあ、何と読むか分かりましたか?
「火屋」の読み方、正解は……
正解は……
「ほや」
です。
「穂屋」「火舎」「宝屋」「火家」とも書きます。
海に住んでいる「ホヤ」にもこの「火屋」という漢字が当てられています。
「海のパイナップル」と呼ばれている生き物です。
北海道や東北地方で多く水揚げされています。
「ホヤ貝」と呼ばれることもありますが、貝ではありません。
一度食べたらクセになる味です!
機会があればぜひ一度召し上がってみてくださいね!
3つ目は「零れる」
「零れる」って何て読むかわかりますか?
(れいれる)ではありません!
「零」は(れい)と読んだり、(ぜろ)と読んだりしますが、今回の読み方はどちらでもありません!
さて、一体何と読むのでしょうか?
「零れる」の読み方のヒントは?
「物質がある場所から別の場所へ移動することで、その場所から外に出てしまうこと」という意味があります。
液体や粉末など、流動性のあるものに対して使われることが多いです。
液体の場合は、容器のふちから流れ落ちたり、注ぎ口から容器に移すときにうまく入らなかったりする状態を表しています。
粉末の場合は、風などに吹かれて散らばっていく様を表現している漢字です。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「零れる」の読み方、正解は……
正解は……
「こぼれる」
です。
「零れる」(こぼれる)と「溢れる」(あふれる)は似たような表現ですが、微妙に意味が違います。
「零れる」は少しずつ漏れ落ちるイメージですが「溢れる」は一気に出てくる様子です。
「涙が零れる」という場合は、涙が一粒、二粒ポロポロ落ちてくる様子が目に浮かびます。
しかし「涙が溢れる」というときは、涙が勢いよくダーッと流れてくるという状況を想像してしまいますね。
うまく使い分けることが大切です!
最後までお読みいただきありがとうございました。