漢字読み講座

「軒下」「泥む」「蹴手繰り」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「軒下」「泥む」「蹴手繰り」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「軒下」

最近はスタイリッシュな家が増えて、「軒下」のある家を見かけることが少なくなってきました。

田舎に行くほど大きな軒下がありますが、これは建築基準法が深く絡んでいるためで、家が古いという訳ではありません。

軒下の無い家も、シンプルでカッコいいと思いますが、雨漏りのリスクなどを考えるとあった方がいいようですね。

さて、「軒下」と書いてなんと読むでしょうか?

「軒下」読み方のヒントは?

「軒下」とは屋根の下という事です。

もちろん、家の中ではなく家の外側に付いている屋根です。

家から突き出している部分の事です。

縁側のある家だと軒下を大きく取っている家も多いでしょう。

他にも軒下が広いと、雨でも洗濯物を干せたり、夏には椅子やテーブルを置いて夕涼みしたりとなかなかに快適な空間になります。

日差しをよけてくれるという意味でも、家を守ってくれるのが「軒下」です。

なんとなく何のことかわかりましたでしょうか?

「軒下」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「軒下」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「のきした」

です!

 

大きな軒下のある家に少し憧れてしまいます。

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「泥む」

「泥む」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(どろむ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「泥む」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇む」となります。
あまり日常的に使う言葉ではありませんが、音楽の歌詞や俳句などでは時々耳にするかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「泥む」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「な」です。
この言葉は「とどこおる」や「はかどらない」という意味の動詞です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「泥む」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「なずむ」
です!
この言葉を使った一番有名なフレーズはやはり、海援隊の「贈る言葉」の歌い出しでしょう。
「暮れなずむ」とは、日が暮れる状態がなかなか進まない、つまり日が暮れそうでなかなか暮れない状態
を意味します。全然意味も分からず歌ってましたね。
他にも「気にして心から去らない」といった意味もあります。どちらにしても、泥がもつドロドロして
まとわりついてくるイメージをそのまま残していますね。
物理的にも精神的にも、停滞して進まない、とらわれている状況がうまく表現されている言葉だと感じます。
あなたが泥んでしまっているものは何でしょうか?

最後はこの漢字!「蹴手繰り」

「蹴手繰り」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読めば「けりてぐり」になりますが、もちろん間違いです。

日常生活で使わない言葉なので難しいかもしれませんが、ある業界に詳しい方には常識レベルの問題かも…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「蹴手繰り」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇り」の4文字です
  2. 相撲の技のひとつ
  3. 一瞬で勝負が決まってしまいます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「蹴手繰り」の読み方!正解は!?

正解は「けたぐり」です!

「蹴(け)る」という字は比較的読みやすいのですが、「手繰(たぐ)る」の方は知らないとちょっと難しいですね。

「蹴手繰り(けたぐり)」とは相撲の決まり手のひとつで、立ち合いの際に相手の足を蹴り、手を手繰(たぐ)って倒します。

余りにも素早い動きなので、見ている人には何が起こったのかわからない隙に勝敗が決まってしまうとか。

お相撲さんがあんなに大きな体ですばしこく動けるのは、日々の鍛錬の成果でしょう。

本当にすごいと思います。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!