今日の難読漢字は
「側杖」
「籌」
「不見転」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「側杖」!
「側杖」は、「側」の読み方が鍵となります。
普通であれば「そくつえ」などと読みたくなりますよね。
でもこれは不正解!
「そ○づえ」と読むのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「側杖」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「そばづえ」
です!
「側杖」は、
「とばっちり」という意味の言葉です!
なぜ「そばに杖がある」=「とばっちり」という意味になったのでしょうか。
これは「ケンカのそばにいたために、打ち合う杖で打たれてしまう」ということが
「側杖」という言葉が生まれているから。
これが転じて「自分と関係のないことで被害を受ける」という意味で使われています。
会話の中で使う時は「側杖を食う」と表現しますよ。
「たまたま一緒にいただけなのに、側杖を食って謝る羽目になった」
なんて使います。
実際に喧嘩と遭遇して被害を受けることは少ないですが、
トラブルに遭遇したり八つ当たりを受けたりする機会はあるかも。
そんなときには使える言葉ですよ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「籌」!
「籌」は、漢字検定1級相当の漢字。
つまり、読める人の方がすごい漢字なんです。
ちなみに音読みは「ちゅう」ですが、
今回答えてもらいたいのは訓読み。
漢字一文字なのに読みは5文字あります!
さて、あなたは何と読みましたか?
「籌」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「はかりごと」
です!
「籌」は、
「戦略」「策略」という意味の言葉です!
同じ読み方で「謀」という漢字もあります。
こちらも同じ意味で使われているので、合わせて覚えておきましょう。
本来「籌」は「かずとり」という意味もあります。
「かずとり」とは、古来数をかぞえるときに使う竹の棒のこと。
これを使って色々計算していたことから「はかりごと」という言葉になったのかも。
ちなみに「籌」という漢字を使った
「籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す」という言葉があります。
これは「本陣で計略を立てて、遠く離れた戦場で勝利を得る」という意味。
転じて「巧妙な戦略や計画」のことを言います。
ビジネススピーチなどにもぴったりですね。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「不見転」!
「不見転」は、読むルールが特殊な漢字。
「ふみてん」「ふけんてん」などとは読みません!
実は漢字の並びとは違う部分から読むんです。
たとえば「不忍池」などは「しのばずのいけ」と読みますよね。
同じように読むと……?
さて、あなたは何と読みましたか?
「不見転」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みずてん」
です!
「不見転」は、
「後先考えずに行動する」という意味の言葉です!
普通は最初の文字から読みますが、
「不見転」は漢文の読み方のルールのように読みますよ。
「不忍池」や「親不知」なども同じように読みますよね。
元々は花札にまつわる言葉。
「手当たりしだいに札を出す」という意味が転じて、
「後先を考えずに行う」という意味になったのだとか。
実は花札から生まれた言葉は数多く、
「しかと」「ピカイチ」「買って出る」などがあります。
合わせて覚えておくと、豆知識が増えますよ♪
読み方も意味も、知っておくと自慢できる「不見転」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!