今回は「彿う」「偏狭」「檬果」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「彿う」
本日の難読漢字クイズは「彿う」!
「彷彿とさせる」の「フツ」です。
あなたは何と読みますか?
「彿う」の読み方のヒントは?
1.「佛う」をひらがなにすると4文字になります。
2.「彿う」の類義語には、「判別困難」「同類」「酷似」などがあります。
3.「これと彿う話は、他国にも存在するだろう」のように使います。
4.「佛」でなく「彿」です。
正解は…
正解は「にかよう」でした!
異なるもの同士がとてもよく似ていること、共通点があることです。一般的には「似通う」と書きますね。
「彿」は8画の漢字で、音読みは「フツ」、訓読みは「彿う(にかよう)」と「彿か(ほのか)」です。
「彿」の右側にある「弗」は、つるの垂れた形やひもをあらわす「弓」と、左右に切り分ける「丿乀」が合わさって「左右に払いのける」という意味になります。
左側の「彳」には、「進んでは止まる」「少しずつ歩く」などの意味があります。
「彷彿」の意味
「彿」を使う言葉で代表的なのは「彷彿(ホウフツ)」ですが、記憶がよみがえる「彷彿とさせる」以外にも使います。
例1:何かと何かがよく似ていることを「子どもの仕草を見て、亡くなった祖母を彷彿する」。
例2:何かがぼんやり見えることを「森の奥に蛍の光が彷彿と現れた」といいます。
2問目はこの漢字!「偏狭」
「偏狭」と書いて、なんと読むか分かりますか?
偏屈な、狭い、というイメージで合っています。
でも偏屈(へんくつ)というよりは、小さい、狭い、窮屈な・・・という意味合いです。
さて、「偏狭」と書いてなんと読むでしょうか?
「偏狭」読み方のヒントは?
「偏狭」とは、自分だけの狭い考えにとらわれること。度量の小さいことを言います。
「偏狭な性格」というのは、いわゆる頭の固い人や融通の利かない人、心の狭い人、せこい人など。
「これしかない」と思い込んでいて、他の意見を聞き入れないような人もそうですね。
マイルールの強い人は何かと面倒くさいです。
男性なら「頑固おやじ」「偏屈おやじ」ですが、女性なら「偏狭な人」でしょう。
差別や偏見が激しいのも偏狭ですね。
また、土地などがせまいことも「偏狭」といいます。
土地がせまいの定義はないものの、家も建てられず駐車場にも向いてない狭いような土地の事を偏狭な土地といいます。
「偏狭」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「偏狭」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「へんきょう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「檬果」
「檬果」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(れもん)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「檬果」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
スーパーなどでもよく売られている、ある食べ物の名前です。
ここ数年でかなり人気の高まった食べ物で、そのまま食べたりジュースにするなど、 色んなかたちで目にすることが多いです。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「檬果」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「マ」です。
レモンの漢字表記「檸檬」に似ていることから、お気付きの方もいらっしゃると 思いますが、ずばりある果物の名前です。
ただし味や見た目などなど、あまりレモンに似ているとはいえないです。
イメージとしてはトロピカルで南国感のある果物ですね。
最近は国内でも生産され、名産地のものはブランドにもなっています。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「檬果」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「マンゴー」
です!
マンゴーの原産地はインドからインドシナ半島周辺といわれており、強い甘みと独特の食感で とても人気のある果物ですね。
日本では宮崎県で栽培される完熟マンゴーが特に有名です。
生でそのまま食べてもおいしいですが、ジュースやマンゴープリン、マンゴーアイスといった 加工品としても今や大変身近な果物となっていますね。