今回のお題は「斑気」「天蚕糸」「尨毛」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「斑気」
「斑気」の読み方をご存じでしょうか?
「はんき」と読むのはもちろん間違いです。
「斑」という字は「班(はん)」に似ていますが、よくみるとちょっと違うのがわかりますね。
それでは一体何と読めば良いのか…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「斑気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 気分が変わりやすい様子のこと
- 「彼は斑気があるので当てにはならないよ」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「斑気」の読み方!正解は!?
正解は「むらき」です!
また、慣用的に「むらけ」や「むらっき」と読まれる場合もあるでしょう。
「斑気(むらき)」とは気分や様子が一定ではなく変わりやすいことをいいます。
以下は斑気を使った例文です。
- 斑気のある人はリーダーとしてふさわしくないだろう
- その斑気を直さないと君とは付き合えない
- 彼女は斑気のある怒りっぽい性格ですね
また「斑気」の類義としては、「気まぐれ」「気移り」「飽き性」「移り気」などがあります。
2問目はこの漢字!「天蚕糸」
「天蚕糸」の読み方をご存じでしょうか?
「てんさんし」と読むこともできますが、もっと日常的な読み方がありますよ。
きっとあなたも耳にしたことがあるはずです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「天蚕糸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 蛾の幼虫の体内にある絹糸腺(けんしせん)から作る糸のこと
- 釣り糸として使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「天蚕糸」の読み方!正解は!?
正解は「てぐす」です!
「天蚕糸(てぐす)」は「てんさんし」や「てぐすいと」とも読まれますが、一般的には「てぐす」と読むことが多いでしょう。
天蚕糸とは、テグスサンという蛾の幼虫の体内にある絹糸腺から作られた、白色透明の糸のことです。
丈夫で伸びやすく透明な天蚕糸は、釣り糸として適しているのではないかと漁師が注目したことから、釣り糸や魚の捕獲用の網に使われるようになりました。
現代では、合成繊維で作られたものも天蚕糸と呼ばれています。
最後はこの漢字!「尨毛」
「尨毛」の読み方をご存じでしょうか?
「尨」という字は見たこともないという方も多いかも知れません。
「犬+ミ+毛」で「いぬみげ」と読むのはもちろん間違いですよ。
きっと耳にしたことのある言葉だと思いますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「尨毛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- モフモフの毛のことを言います
- 「毳」も同じ読み方ができます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「尨毛」の読み方!正解は!?
正解は「むくげ」です!
「尨毛(むくげ)」とは、長くてフサフサとした毛のことをいいます。
また「尨犬(むくいぬ)」はフサフサの毛が生えた犬のこと。
「柔らかくて短く薄く生えた毛」や「動物のフサフサとした長い毛」という意味もありますが、いずれにせよモフモフとした動物の毛の様子が浮かんでくる言葉ですね。
「尨」という一文字に「フサフサの毛」という意味があるため、「尨毛」はフサフサとした毛の様子をより強調した熟語だといえます。