今回は「洋弓」「竈幽霊」「出初式」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「洋弓」
「洋弓」は、「ようゆみ」?
いいえ、残念ながら違うんです。
オリンピック競技にもなっている、あるスポーツを表している漢字なんです。
何と読むのか?どんなスポーツなのか?
さっそく見ていきましょう!
「洋弓」の読み方のヒントは・・・?
「洋弓」の読み方は、「ようゆみ」ではないもののひらがなで「よう〇〇〇」の5文字です。
「弓」の読み方が問題です・・・
分からない人は、「弓道」を思い出してください!
学生時代に「弓道部」があった学校も多いのではないでしょうか?
また、何というスポーツかも問題ですね。
「相撲」や「柔道」、「空手」など日本発祥のスポーツは漢字で表記されるものが多いです。
一方で、フランス貴族の遊戯から生まれた「テニス」や1895年にアメリカで考案されて誕生した「バレーボール」、スコットランドの極寒の冬に凍った湖で始まった「カーリング」など、外国発祥のスポーツはカタカナ表記です。
ところが!そんなカタカナ表記の外国発祥スポーツにも、漢字を当てた「和名」が存在するんです。
例えばテニスは「庭球(ていきゅう)」。
バレーボールは「排球(はいきゅう)」。
それでは「洋弓」は、「西洋式の弓道」だから・・・
もう分かりましたか?
「洋弓の読み方の答えは・・・
正解は、「ようきゅう・アーチェリー」でした!
アーチェリーの起源は古く、旧石器時代に弓矢で狩猟をしていたのが始まりだと言われています。
その後、16世紀のイギリスでヘンリー8世がアーチェリーのコンテストを開催したことでスポーツとしてのアーチェリーが誕生しました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「竈幽霊」
今回の難読漢字クイズは「竈幽霊」です。
さて、どんな幽霊なのでしょう?
読めたらすごい!
「竈幽霊」の読み方のヒントは?
1.「竈幽霊」のヒントは、「〇っ〇〇ゆうれい」。
2.落語が好きな人は知っているかもしれません!
3.「竈」を何と読みますか?
正解は…
正解は「へっついゆうれい」でした!
安永2年に出版された『俗談今歳花時』の一遍にある古典落語の定番演目です。
「へっつい」とは「竈(かまど)」のこと。
「竈」は食べものを煮炊きする設備ですね、現代ならコンロにあたるでしょう。
「竈幽霊」は、とある道具屋の不思議な「へっつい」に住み着いた「竃幽霊」が主人公。
何度お客に買われても、翌日になると戻って来てしまう「へっつい」を、長屋の熊さんと若旦那が道具屋から引き取ったはいいものの…という楽しいお噺(はなし)です。
竃幽霊?竈霊?
竈に幽霊なんて突飛な組み合わせだと感じるかもしれません。
でも、「へっつい」は「竃(へ)つ霊(れい)」と書く場合もあります。
日本には竈の神さま(神霊)がいらっしゃいますし、おせち料理のルーツは新年の三が日くらい火を使わず、竈の神様に休んでいただくためといわれています。
竈は昔から神聖なものなんですね!
最後はこの漢字!「出初式」
「出初式」と書いて、なんと読むか分かりますか?
知っている人は、きっと見たことがある人です。
普段あまりお世話になることはありませんが、消防関係者たちの仕事始めの行事です。
一見地味そうですが、実はとても派手な行事でもあります。
さて、「出初式」と書いてなんと読むでしょうか?
「出初式」読み方のヒントは?
「出初式」は、消防関係者のお正月の仕事始めの行事で、関係者だけでなく一般の人も見学することのできる大きな行事です。
消防職員の人だけでなく、消防団員や自主防災組織のメンバーなども集まり、消防に関わる人たちの士気を高め、一般の人も消防を身近に感じることができるようになります。
会場では音楽隊やパレード、一斉放水や、陸・海・空からの放水など、どの都道府県も出初式は派手に行います。
普段はじっくり見ることのない消火活動は迫力満点で、多くの人が楽しみにしているお正月の行事でもあります。
「出初式」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「出初式」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「でぞめしき」
です!
次の出初式はぜひ、実際に見てみて下さい。