今回は「雲霧林」「帛紗」「病葉」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雲霧林」
「雲霧林」と書いて、なんと読むか分かりますか?
イメージとしては、雲の中の森林という感じでしょうか?
そのイメージで合っていますよ!
さて、「雲霧林」と書いて、なんと読むでしょうか?
「雲霧林」読み方のヒントは?
「雲霧林」とは、熱帯・亜熱帯地域の山地で湿度の高い場所にある森林の事です。
湿度が高いので、霧の中にあるような森林なのですが、下から見上げると雲に見えることから「雲霧林」と付いたのだそうです。
また、絶えず霧に包まれているので、苔も沢山生えており、まるで異空間のようです。
日本で言うなら屋久島で見られるような、あの神秘的な風景の事です。
海外ではニューギニア、ボルネオなどに広範囲の「雲霧林」が見られます。
霧に包まれた雲の中の森林なんて、死ぬまでに見てみたい景色のひとつですね!
さて、読み方ですが(くもきりばやし)ではありません。
「雲霧林」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「雲霧林」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うんむりん」
です!
霧に包まれた苔生す景色を見ると、神聖な気持ちになれますね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「帛紗」
「帛紗」の読み方をご存じでしょうか?
「はくさ」と読んでしまった方、残念ながら間違いです。
読み方を知ってしまえば、大人ならほとんどの方が「あ、アレのことね」と、わかるはず。
漢字で書く機会が少ないので、なかなかレベルの高い問題です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「帛紗」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 茶道で、お茶の道具を清めたり、釜の蓋を取ったりする際に使う布
- 祝儀や香典などを包む際に使われる絹布
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「帛紗」の読み方!正解は!?
正解は「ふくさ」です!
「帛紗(ふくさ)」には祝儀や香典を包む際に用いる絹布のことをいう場合と、茶道でお茶の道具を清めたりする際に使われる布をいう場合があります。
しかし「帛紗」と表記する場合は茶道で使用する布のことを指し、祝儀や香典を包む絹布は「袱紗(ふくさ)」と書くことが多いでしょう。
また、茶道に使う場合は「服紗(ふくさ)」と書くこともあります。
最後はこの漢字!「病葉」
今回の難読漢字クイズは「病葉」です。
「びょうよう」ではありません。
きっと、一度は見たことがあるはず!
「病葉」の読み方のヒントは?
1.「病葉」をひらがなにすると4文字になります。
2.園芸好きな人には悩みの種です。
3『病葉が晴天高きより落ち来』藤沢周平
4.『風に煽られて病葉が、ひっきりなしに、散って来た。』国枝史郎「あさひの鎧」より引用
正解は…
正解は「わくらば」でした!
「病葉」とは、病気や害虫のせいで変色した葉です。
「虫喰葉」と書いても正解です。
特に、夏の青葉に混じって、赤や黄色に色づいている葉を指します。
俳句では夏の季語として使われます。
葉の色が変わることなら、秋の季語じゃないの? と思うかもしれませんが、「秋でもないのに」というのがポイント!
写実的なことで知られる加賀友禅の着物は、よく見ると花々に「病葉」が描かれています。
ちなみに、世界的な大人気アニメ『鬼滅の刃』にも、下弦の参として「病葉(わくらば)」という鬼が登場しますね。
「邂逅」と「病葉」の違い
「邂逅(かいこう)」と書いても、「わくらば」と読みます。
意味は、たまたまうまく巡り合わせるさま、偶然、稀にあるさまです。
「病葉」とはまったく異なりますね!