今回は「棟上げ」「悋か」「尼加拉瓦」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「棟上げ」
「棟上げ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
子どものころは、棟上げがあると聞けばどこまでも駆けつけて行ってた! という人も居るんじゃないでしょうか?
最近ではあまり見かけなくなりましたが、ちょっとしたお祭り気分を味わえるエキサイトな行事でしたね。
しかし今では、上棟式自体がすでに少なくなっているようです。
さて、「棟上げ」の行事に参加したことはありますでしょうか?
「棟上げ」読み方のヒントは?
棟上げとは、家を建てる時に基本構造が出来上がり、最後の棟木が出来上がった時に、ここまでの工事の成功と、最後まで無事に完成することを祈願することです。
周りも、建物の枠組みが出来上がるごとに、そろそろ棟上げがあるのかな? なんて期待してしまいます。
棟上げの日や時間帯などはバラバラなものの、当日の棟上げの時間帯になれば人が集まってくるのですぐにわかります。
もちろん、お招きされていなくても参加して大丈夫です。
お祝い事は派手な方がいいですからね!
餅やお酒は大人の出番。お菓子は子どもたちの出番です。
「棟上げ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇げ」です。
さて、もうわかりましたか?
「棟上げ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「むねあげ」
です!
参加したことのない人は、是非参加してみてください!
2問目はこの漢字!「悋か」
今回の難読漢字クイズは「悋か」です。
日常会話で使う機会は少ないかもしれません。
さて、あなたは何と読むでしょう?
「悋か」の読み方のヒントは?
1.「悋か」をひらがなにすると4文字になります。
2.「悋か」を別の言葉に言い換える場合、「願ってもない」「まんざらでもない」になるでしょう。
3.「あなたが呉れると言うなら悋かでないのだが」のように使います。
正解は…
正解は「やぶさか」でした!
「吝か」と書いても正解です。
「悋かでない」、最近はあまり聞かない言い回しですね!
「悋」の音読みは「リン」、訓読みは「悋か(やぶさか)」「悋しむ(おしむ)」です。
「悋かではない」の意味は?
ところでみなさん、「悋かでない」という言葉を、仕方なく、歯切れ悪く、しぶしぶ、という意味で使っていませんか?
例えば、「本当は嬉しいけれど、どちらでもよかったというフリ」で使うのは間違いです。
「悋か」とは、けちであること・物惜しみすること・躊躇する・未練がある様子。
「悋か」の後ろに否定形の「ではない」が付けば、ケチケチしていない・物惜しみしない・躊躇しない・未練がない様子となります。
つまり「悋かでない」の意味は、「ためらいなく喜んで何かをする」です!
文化庁の「国語に関する世論調査」によると、案外間違えて覚えている人が多いのだそう。
最後はこの漢字!「尼加拉瓦」
日本語では、四字熟語以外で漢字が4文字並ぶ単語は少ないですよね。
「尼加拉瓦」・・・なんだか中華料理の名前のような?
不思議な感じがする単語ですね。
実際は、中華料理ではないんです。
何と読むのか?
さっそく探っていきましょう!
「尼加拉瓦」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
実はこの4文字で、外国の国名を表しているんです。
北アメリカにある国で、人口は約646万人。
大きさは北海道と九州を合わせたくらいの国です。
公用語はスペイン語で、1821年にスペインから独立した歴史があります。
・・・ここまで聞いても、多くの人はピンとこないかもしれません。
そこで大ヒント!
読み方はひらがなで「に〇ら〇あ」の5文字です。
分かりましたか?
「尼加拉瓦」の読み方の答えは・・・
正解は、「ニカラグア」でした!
なぜこんな漢字を当てたのかなと思いますが、ニカラグアはほかにも「尼喀拉瓜」「尼喀拉瓦」「尼加拉加」「尼加拉瓜」「尼加辣雅」などさまざまな漢字が使われているんですよ。
ちなみに、日本なら「日」、ロシアなら「露」、韓国なら「韓」といった国の略称では、ニカラグアは「児」なんだそうです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。