「抱き枕の使い方を知りたい!」
「どんな体勢で抱けばここちよく寝られるんだろう?」
「抱き枕は仰向けて使うのが良いの?横向きで使うのが良いの?」
この記事を読まれているあなたはこんな風な疑問をお持ちかもしれません。
いびきや腰痛、妊婦さんの負担軽減に効果があることで知られている抱き枕。
「使い方が分からず、身体を痛めた!」なんてことになったら残念ですよね。
ということで本記事では、抱き枕の使い方を目的ごとに解説します。
あなたの目的に合わせて、じっくりとお読みください。
目次
抱き枕の使い方①:横向き寝|腰痛・いびき持ちの方向け
- 左半身を下にして寝ころびます。
- 左腕と左脚を抱き枕の下に置きます。
- 頭と右腕を抱き枕の上に乗せます。
- 右脚を軽く曲げ、抱き枕の上に乗せます。
- 脚の角度を調節し、腰が楽になる姿勢を見つけます。
上記が横向き寝で抱き枕を使う方法です。左右逆でも問題ありません。
横向き寝は、腰痛持ちの方にオススメです。
抱き枕を横向き寝で使うことで体圧が分散され、腰にかかる負担が軽くなるからです。
また、いびきに悩んでいる方も横向き寝をすると良いでしょう。
横向き寝で抱き枕を使うと、仰向け時のように舌が気道を狭めることが無くなるからです。
舌が気道を狭めなければ、いびきをかくことはありません。
横向き寝で抱き枕を使う効果についてより詳しく知りたい方は、抱き枕の驚くべき効果とは?肩こりや腰痛、精神面にも効果あり!をお読みください。
ということで腰痛やいびきにお悩みの方は、ぜひ冒頭で紹介した寝姿勢を試してみてください。
続いては、仰向け寝における抱き枕の使い方を紹介していきます。
抱き枕の使い方②:仰向け寝|足のむくみが気になる方向け
- 足枕
- 膝枕
抱き枕といえば“抱きついて横向き寝で使う”イメージの方は多いかと思います。
しかし実際には、仰向け寝で使用する方法もあります。
それが上記の2つです。
詳しい使い方は下記で見ていきましょう。
仰向け寝での抱き枕の使い方①:足枕
足枕として抱き枕を使う方法はこの通り。
- 仰向けに寝転びます。
- ふくらはぎ下部~足を抱き枕の上に乗せます。
以上です。
抱き枕を足枕として使うことで、足のむくみの解消効果や血液循環を促進する効果を得ることができます。
寝ころんだ状態で抱き枕の上に足を置くと、脚の位置が心臓の位置よりも高くなるからです。
長時間のデスクワークや立ち仕事をしている方は、脚のだるさや重みを感じることが多いのではないでしょうか。
これは足のむくみや血液の滞留によって起こっています。
勤務中、定期的に体を動かしたりストレッチをしたりすればむくみは改善されますが、なかなか自由に体を動かすことができない方も多いかと思います。
そのような方は、睡眠時や寝る前の15分、抱き枕の上に足を乗せ、脚を高い位置に置きましょう。
そうすることで、普段感じる疲労が軽減しやすくなりますよ。
仰向け寝での抱き枕の使い方②:膝枕
膝枕としての抱き枕は、このようにして使います。
- 仰向けに寝ころびます。
- 両膝の下に抱き枕を置きます。
以上です。
抱き枕を膝の位置に入れて使うと、腰痛の原因である仙骨の角度が改善されます。
仙骨とは、骨盤の中心にある骨のこと。また、背骨の根っこの部分でもあります。
図でいうと下記部分ですね。
2013年8月20日のフジテレビ『カスぺ!』では、「腰痛持ちの患者が1週間抱き枕を膝の下に置いて寝続けた結果、仙骨の角度が40度から35.5度まで改善された。」という検証内容が放映されました。
上記は日暮里リウマチクリニックの院長神戸克明医師による検証です。
仙骨の角度が改善されれば、腰痛も軽くなります。
腰痛に悩んでいる方は、抱き枕を膝枕として使ってみてください。
このように、抱き枕には仰向け寝で使う方法もあることが分かりました。
さらに抱き枕には妊婦さんにとっても多大なメリットがあります。
妊婦さんにおすすめする抱き枕の使い方を見ていきましょう。
抱き枕の使い方③:妊婦さん向け
- シムスの体位
- 座位でのリラックス
- 陣痛に耐える
妊婦さんにおすすめする抱き枕の使い方は上記3つです。
具体的にどのように使うのか、詳しく説明していきます。
妊婦さん向け抱き枕の使い方①:シムスの体位
下記のようにして抱き枕を使うことで、妊婦さんにとって楽な「シムスの体位」を簡単に取ることができます。
- 左半身を下にして寝ころびます。
- 頭と右腕を抱き枕の上に乗せます。
- 左脚をまっすぐにし、右脚を軽く曲げます。
- 曲げた右脚を抱き枕の上に乗せます。
- 左腕を背中側に逃がします。
もちろん、左右逆にしても問題ありませんよ。
脚、お腹、頭の三点を抱き枕で安定させることで、妊婦さんの「なかなか眠れない」「寝つきが悪い」「すぐ目覚めてしまう」といった悩みを解決しましょう。
妊婦さん向け抱き枕の使い方②:座位でリラックス
ソファやイスに腰を掛ける際は、下記の方法で抱き枕を活用してみてください。
- ソファやイスに座ります。
- 抱き枕を腰の後ろに回します。
- 抱き枕の左右に広がった部分を丸め、端と端を繋げます。
- 丸くつなげた抱き枕の上に腕を置きます。
このように抱き枕を使うことで、腰や背中、腕の負担が軽減します。
ただ、妊婦向けでない抱き枕の場合、左右を丸めることのできない造りになっているものが多くあります。
ですので、座る際にも抱き枕を使いたい方は妊婦用の抱き枕から商品を探すと良いですよ。
さらにその中でも、ボタンや紐等で抱き枕の両端をつなぐことができる商品を選ぶようにしてください。
妊婦さん向け抱き枕の使い方③:陣痛に耐える
陣痛に耐える際にも抱き枕は役立ちます。
実際にTwiiterでも、
「抱き枕を握りしめて陣痛に耐えた!」
「顔をうずめたり、抱きしめたりして陣痛を耐え忍んだ…。」
などといった声が多数見つかりました。
出産前に入院する際には、抱き枕を持っていくと良いでしょう。
夜眠る際、体のサポートにもなりますよ。
抱き枕の使い方についてまとめ
- 横向き寝では抱きつくようにして使う
- 仰向け寝の足枕ではふくらはぎ下部~足を抱き枕の上に乗せて使う
- 仰向け寝の膝枕では膝の下に抱き枕を置く
- 妊婦さんが使う場合、シムスの体位を取ると良い
- 妊婦さんはが座る際には、腰の後ろに抱き枕を置き、抱き枕の両端をつないで腕を乗せることでリラックスしやすくなる
- 「抱き枕を握りしめたり抱きしめたりすることで陣痛に耐えることができた」という声が多い
抱き枕の使い方についてまとめると上記のようになりました。
悩みや目的に応じて、あなた好みの使い方を見つけてみてください。
抱き枕を使って睡眠の質が上がれば、日中もより爽やかな気持ちで過ごすことができますよ。
この記事が、抱き枕の使い方について知りたい方の参考になれば幸いです。
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