痩せたいと思った時、多くの方はカロリーを消費するために運動をすると思いますが、実は運動以外に睡眠中にもカロリーが消費されています。
今回は睡眠中のカロリー消費について解説します。
睡眠中にカロリーが消費される理由
なぜ寝ている時にカロリーが消費されるのかというと、人は寝ている間に成長ホルモンを分泌して代謝を行っているからです。
成長ホルモン以外にも、眠気を引き起こすメラトニンというホルモンや心身を安定させるセロトニンというホルモン、ストレスを和らげるコルチゾールというホルモンなどが睡眠中に分泌されます。
つまり、人は十分に寝ることでカロリーの消費を犠牲に、起きてからの心身の調子を整えたり、成長させたり、眠気を押さえて活発的に活動するためのホルモン分泌を行っているということです。
寝ている時にカロリーを消費する理由
⇒睡眠時にホルモンを分泌するのにエネルギーが必要であるため
寝不足だとどうなる?
もし寝不足の状態が続くと、起きた後に前日の疲れが残っていたり、ストレスがあまり軽減されていなかったり、午前中でも眠いと感じる状態が続くこととなります。
それだけでなく、身体を積極的に動かしていて睡眠時間が短いならともかく、カロリー消費の少ないことをしている時間が長くて、睡眠時間が短いようなことが続くと、寝不足が原因で太ってしまうこともあります。
本来なら、「毎日の食事での摂取カロリー=日中の活動に使うカロリー+睡眠時に使うカロリー」の関係が出来上がってないといけません。
しかも、睡眠時に使うカロリーの割合が減ってくるとこの関係式のバランスも体調の悪さから段々と崩れやすくなってくるので、睡眠時間は絶対に確保した方が良いです。
睡眠時間は7~8時間が理想で、最低でも6時間は必要です。
どうしても眠れないと感じるなら、寝始める時間の1時間半前くらいにはお風呂から出られるように入浴して、安眠しやすい寝具を整えたりして、なるべくぐっすりと寝られる環境を整える努力をしてください。
まとめ
睡眠時間が不足するとホルモンの分泌がうまくいかなくて体調を崩しやすくなる以外に、そのホルモン分泌を行うために使われるカロリー消費のバランスも保てなくなって太ってしまうことがあります。
なるべく十分な睡眠時間を確保した上で、三食しっかり食べて日中活動して、カロリーのコントロールがうまくできるように頑張ってみてください。