一見、どちらも読めそうな漢字ですがよく見ると知らない漢字・・・。
強いて言えば、2文字目は「お酒を器に注ぐ行為のお酌」の「酌」ですね。
でも、1文字目が難解です・・・。
それもそのはず、「斟」という字は漢字検定1級の日常的には使われない漢字なんです。
「斟」は、「くむ、おしはかる」などの意味を持つ漢字で、2文字目の「お酌」と合わさるとどちらも「くむ」、「つぐ」という言葉ですね。
ではこの2文字が組み合わさると、どういう読み方をして、どんな意味なんでしょうか!?
「斟酌」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 「忖度(そんたく)」と近い意味があります。
ヒント③ 「酌」の読み方は「しゃく」です。
「斟酌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しんしゃく」です!
「斟酌」とは、「相手の心を読み、ほどよくとりはからう」という意味があります。
どちらかと言うと、「気を使って何かをする」ときに使われる言葉です。
政治のニュースを見ていると「忖度」という言葉が度々登場しますが、この「忖度」も「斟酌」と同じような意味を持っています。
「忖度」とは、「他人の心を読む」程度のニュアンスしかないのに比べ、「斟酌」は「その上で何かを取り繕う」と1段階進んだ意味を持つ言葉になります。
大人の世界ではときに本心を隠して「斟酌」することも大事なんだと実感しちゃいますね・・・。