「杜撰」の1文字目は「会社」の「社」に似ていますが、こちらは「木へん」なので「社」とは違います。
さらに、2文字目は「選ぶ」という字に非常によく似ていますね・・・。
どちらもメジャーな漢字に似ているもの同士、音読みにすれば「しゃせん」が筆頭に上がりそうです。
ちなみに、2文字目の「撰」ですが、「選ぶ」という字に似ているということで、ずばり読み方も「せん」とも読めますし、訓読みも同じ「えらぶ」なんです。
じゃあ、やっぱり「杜撰」は「しゃせん」??
「杜撰」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「杜」は「ず」と読みます。
ヒント③ いい加減なことを表す言葉です。
「杜撰」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ずさん」です!
「杜撰」とは、「物事を行う上でいい加減である様子」という意味です。
「適当」と言った方が早いかもしれませんが、用法としては「杜撰な工事の結果、欠陥住宅になった」等です。
語源は、古来中国に「杜」という詩人がいて、歌を作る行為を「撰」と呼んでいたことから、「杜撰」。この「杜」という人が作った歌はかなり適当だったという逸話があることに由来しているそうです。
曲を作るとき、いろんな歌のフレーズや曲の一部を切り取ってつなぎ合わせてもそれなりに聞ける曲になることがありますが、まさに「杜撰」ということなんでしょうね・・・。