今日の難読漢字は
「欠氷」
「人鳥」
「白す」
「堆く」
「尽く」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の難読漢字は「欠氷」
「欠氷」
ずっと眺めていると「あれ?漢字の形これで合ってるっけ?」と思わずゲシュタルト崩壊してしまうそうな漢字ですね。
どちらも簡単な漢字ですが、二つ並ぶと読めそうで読めませんよね……。
「欠氷」読み方のヒントは?
ヒントは食べ物です!
夏の定番の、暑い日に食べたくなるようなあの食べ物……。
屋台で、「何味にしようかな」と悩んだ経験をした人も多いと思います。
……もうおわかりですね?
「欠氷」の読み方、正解は……
正解は……
「かきごおり」
です!
さまざまなシロップをかけて楽しむ欠氷は夏祭りの定番メニューですよね。
そんなかきごおりですが、実は現代発祥の食べ物ではありません。
なんと平安時代から食べられていたそうですよ。
今では数百円で気軽に楽しめるかきごおりも、清少納言の時代では高価な食べ物でした。
当時の呼び名は「削り氷」でしたが、『枕草子』にも登場するんですよ。
何気なく食べている夏の風物詩が伝統のおやつだったなんて驚きですね!
次の難読漢字は「人鳥」
物の名前を表す漢字には、予想外の読み方をするものが多くあります。
「人鳥」
も、予想外な読み方をする言葉の一つ。
「人」も「鳥」も小学校で習う簡単な漢字なのですが、一体なんと読むのでしょうか。
「人鳥」読み方のヒントは?
ヒントは文字通り、鳥の仲間!
「人」のような「鳥」で、動物園や水族館でもかならずと言っていいほど見かけます。
小さな子からはもちろん、大人にも愛されているマスコットキャラクターのような鳥さんです。
「人鳥」の読み方、正解は……?
「人鳥」の正解は……
「ペンギン」
です!
立ち姿が人間と似ていることから「人鳥」と書かれるようになったのだとか。
よちよちと上手に陸を歩く姿も、人間の子どもとそっくりですよね。
実は人鳥ことペンギンは警戒心がユルく、とても人なつっこい生き物。
そのため南極に生息するペンギンなどは、人間を怖がるどころか近づいてくることもあるそうです。
人間と彼ら人鳥は同じ二足歩行の生き物ですから、彼らは私たちのことを「大きな仲間ペンギン」だと思っているかもしれませんね。
続いての難読漢字は「白す」
「白す」
あまり見かけたことがない読み方ですがわかりますか?
最初にイメージするのは色の「白(しろ)」ですよね。色を表す言葉だけでも「紅白(こうはく)「純白(じゅんぱく)」「白夜(びゃくや)」と様々な読み方があります。
けれども「白す」はどの読み方も当てはまりません。
「白す」読み方のヒントは?
ヒントは、相手に物事を伝える時やはっきりと隠さずに話す時につかいます。
類語としては
「伝える」
「告げる」などが挙げられます。
「白す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「もうす」
です!
意味は「申す」と同じですが、丁寧に伝えるというよりも正直にはっきり告げるというニュアンスで使われます。
「白」という漢字は「白状」「自白」などにう使われるように「明らかにする」という意味を持っていると考えるとしっくりきますね。
また祝詞には「もうす」は「申す」ではなく「白す」が使われます。「心を清め神様へもうしあげる」という意味から「白す」がふさわしいと考えられているためです。
出会う機会が少ない読み方ですが知っていると尊敬されるかもしれませんよ。
次の難読漢字は「堆く」
「堆く」
ときどき見かけるこの漢字。
中学生で習う漢字であり、「堆肥」のように使いますが、訓読みもあるのです。
「堆く」読み方のヒントは?
「堆く」は、物が積み重なって高く盛り上がっているさまを表す際に用いる言葉です。
またそのほか、「上品である」という意味もあるとのこと。
何をもって上品とするかは人によって異なりますが、この言葉が意味する「上品」とは、言動や顔つきがしっかりしている姿なのだそう。
類語には「積もり積もって」や「重積して」などが候補に挙げられます。
「堆く」の読み方、正解は……
「堆く」の正解は……
「うずたかく」です!
「うずたかく積み上げられた書類」などのように用い、物が何重にも積み重なったさまを表すときに使います。
「堆」の字の成り立ちには、ずんぐりした形の土の丘の象徴が背景にあります。
日常的には、小説やニュースなどで見かける頻度が高いので、「うずたかく」と読めるように覚えておいてくださいね。
それ以外にも、書類の山々を見たときにパッと言えたらカッコイイですよね!
最後の難読漢字は「尽く」
「尽く」
この漢字は小説やニュースに頻出します。
また日常会話でも、話題によっては口癖のように使う人もいますね。
「尽く」読み方のヒントは?
「尽く」は、状態を強調する際に用いる言葉です。
「物事が例外なく一致するさま」や「すべて残らず」「全部」などの意味合いで頻繁に利用します。
別の読み方は一網打尽の「じん」、「尽きる」などの「つ」が一般的でしょうか。
どちらにせよ、あったものが徐々にすべて失われる、最終的に果たし終える……などのニュアンスがあります。
「尽く」の読み方、正解は……
「尽く」の正解は……
「ことごとく」です!
「3連休用にと思ってお菓子を購入したが、初日に尽くたいらげてしまった」
などのように使います。
そのほか、
スポーツで「尽く負ける」や、
転職活動で「尽くお祈りされる」
「尽く文句を言われて少し疲れちゃった」なんて言い方もします。
これらの3つは、「こっぴどく」とも言い換えられる使い方ですね!
私もこの冬の寒暖差には尽くやられてしまい、なかなか家事や作業が進みません……(笑)
まとめ
今日の難読漢字5つ、いかがでしたか?
もし5つとも読めたら凄いです!!
日常で難読漢字が読めると楽しくなりますよね、またクイズに挑戦してくださいね(*^^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございます!