今日の難読漢字は
「大道虫」
「口遊む」
「殊に」
「黒子」
「和布」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の漢字は「大道虫」!
「天道虫」
字だけみると、すごくご利益があって神様の存在を感じてしまうようなネーミングですね。
こんなすごい字を書く虫とは、いったい何でしょうか?
「天道虫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 小さくて丸っこい昆虫です。
ヒント➁ 背中には黒い模様があります。
ヒント③ その模様は星に例えられて、いろんな数の模様があります。
もう分かりましたね!
「天道虫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「てんとうむし」です!
赤い丸っこい背中に、色んな数の模様があって、「七星テントウ」とか呼ばれているのがメジャーどころでしょうか。
漢字の由来は、枝などの先端にとまっているテントウ虫は、すぐにどこかに飛び立ってしまうので、「天に飛び立っていった」とイメージできたからだそうです。
ちなみに、昆虫の中では比較的丸っこくて小さくて、アニメなどでも可愛らしい存在として親しまれているテントウ虫ですが、実はアブラムシなどの害虫を食べてくれる肉食なんです。
可愛い姿形して肉食系なんて、なかなかやりますね。
次の難読漢字は「口遊む」!
「口遊む」
「口」はそのまま「くち」と読んでください。
「遊」という漢字は「あそ(ぶ)」や「ゆう」と読みますよね。ということは、「くちあそむ」?それとも「くちゆうむ」?
残念ながら、どちらも間違いです。
「口遊む」読み方のヒントは?
ヒントは、メロディーや歌などを軽く口に出す様子を言葉です。大きな声ではっきりと歌うわけではなく、軽く声を出す感じでイメージしてください。
類語は
「歌う」
「鼻歌をうたう」
などが挙げられます。
「口遊む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くちずさむ」
です!
「最近はやりの歌を口遊みながら作業をした」
「父が口遊んでいた歌のタイトルが思い出せない」
のように使います。
言葉としては聞いたことがあっても、漢字で書くと難しいのではないでしょうか。
ひらがなで書く場合には「くちづさむ」ではなく「くちずさむ」が正解です。
「くちずさむ」の「ずさむ」は、もともとは自由に思うままに振る舞うという意味の「遊む(すさむ)」です。
「口遊む」には「悪口をいう」「ウワサをする」という意味があった時代もあります。まさに「口が自由に思うままに振る舞っている」イメージですね。
続いての難読漢字は「殊に」!
「殊に」
この言葉は見かける機会が多く、意味を何となく知っているけれど、声で聞く機会はあまり多くないかもしれません。
「朱」から連想して「しゅに」と読みたいところですが、正しくは違います。
今日はこの漢字の読み方を考えましょう!
「殊に」読み方のヒントは?
「殊に」には、通常とは違って顕著に、とりわけ、特に、それに加えて、などの意味があります。
「熱帯魚のなかでは、殊に『ベタ』が美しい」
「このエリアは殊にペット好きに人気で、散歩中のワンちゃんに会わない日はない」
などのように使います。
言い換え表現としては「特に」や「とりわけ」を使う方が多いですね。
おわかりでしょうか?
「殊に」の読み方、正解は……
「殊に」の正解は……
「ことに」です!
「殊にすばらしい」
「殊に美しい」
のように、物事の状態が普通とは違う様子を表します。
「ことさら暖かい春」などの「ことさら」も同じ漢字を使い、
「殊更」と書きますよ。
殊に感想やメールを書くときは、「特に」「とりわけ」を用いるよりも、「殊に」と書くほうが、ややかっこよく見えるので、ぜひ取り入れてみてください!
次の難読漢字は「黒子」!
「黒子」
表に出ないで裏で物事を処理する人。支える人のことをクロゴと呼びますよね!
しかし、同じ漢字でもう一つ読み方があります。
これは分かる人も多いはず。
「黒子」の読み方のヒントはコレ!
1 みんな持ってます。・・・ついてます?
2 平安時代初期から鎌倉時代初期には、母糞(ははくそ)と呼ばれていた。
なんとなく分かりましたか?
では時代の変化と共に正解へ!
ハハクソ
ハハクロ
ハワクロ
ホークロ
正解は?!
そう、ホクロです!
母糞ってすごい表現ですね。
昔は糞=垢・カスという意味を指していました。
なのでホクロは、母の胎内にある垢だと思われていたようです。
ホクロ占い
恋愛運 左目尻近く
仕事運 右目尻近く
人望・金運 耳たぶの後ろ
みなさんありますか?
なくてもメイクで書くだけでも運気が上がるらしいですよ。
黒子(ホクロ)
覚えてくださいね!
最後の難読漢字は「和布」!
「和布」
これを「わふ」と読んだ方は、手芸が得意な方でしょう。手芸で使う柔らかく手触りのよい布地のことを「和布(わふ)」と呼びます。
でも実はこの漢字、他にも2つ読み方があるのです!
さて、なんと読むでしょう?
「和布」読み方のヒントは?
ヒントは、食卓によく登場するあの食べ物の名前です。別の漢字で「若布」と書くこともあります。
みそ汁の具や煮しめ、酢の物と和食に欠かせない海の幸です。
もう読めましたね!
「和布」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「わかめ」
です!
そしてもうひとつ
「にきめ」
です!
「わかめ」と「にきめ」どちらも海藻ですが、ちょっとだけ意味が違います。
「わかめ」は名前を聞いて浮かぶあの昆布科の海藻です。
一方「にきめ」と読むとやわらかな海藻という意味です。「和布(わふ)」と読む時も同じですが「和」という漢字には「やわらかい」という意味があります。
ちなみに「海布」と書いて、わかめなど食用になる海藻の総称として「め」と読みます。「和布(わかめ)」の「め」はここからきています。
つまり「和布」は、海のやわらかい布という意味でまさにイメージ通りですね。
まとめ
今日の5つの漢字はどうでしたか?いつく読めましたか?
ぜひ家族や友達にも教えてあげてください!(^^)!
最後までお読みいただきありがとうございました!