今日の難読漢字は
「臙脂」
「天下野」
「乙父」
「我孫子」
「牛滑」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「臙脂」
一見難しい漢字でも、よくよく考えてみると案外読むことができるものってありますよね。
今回ご紹介する「臙脂」もその一つ。
一見するとぎょっとしてしまうような字面ですが、実は聞いたことがあるはず。
ゆっくり紐解いていきましょう。
「臙脂」の読み方のヒントは?
「臙脂」は色の名前として使われる場合がほとんどです。
「臙脂色」というわけです。
この色は濃い目の赤色のことです。
また、「臙」という文字に入っている「燕(つばめ)」という漢字は、燕尾服(えんびふく)での読みにに代表されるように「えん」と読むことができますね。
そして「脂」は脂肪の脂です。
組み合わせると…?
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
えんじ
でした!
えんじ色と口にすることはあっても、なかなか文字で見ることはないかもしれません。
特に漢字表記となるとなおさらです。
ぜひこの機会に覚えて、書けなくとも最低限読めるようにしてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「天下野」
そのまま読むと「あましもの」や「あまげの」でしょうか。人の苗字のようにも見えますが、これは地名ですよ!
茨城県の人なら読める方も多いと思いますが、さて、何と読むのでしょうか?
「天下野」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇が〇」の3文字です。
ヒント➁ 茨城県にある「竜神大吊橋」がある地名です。
「天下野」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「けがの」です!
ここは、茨城県常陸太田市(いばらきけん ひたちおおたし)にある地名で、手打ち蕎麦をはじめ、自然を最大限に活用した飲食店やお店が見られる町です。
町の真ん中には山田川という川が流れており、その上流には「竜神ダム」や「竜神大吊橋」があるなど、自然に囲まれた場所です。
観光スポットのご紹介
兜岩(かぶといわ)
天下野町には「兜岩」と呼ばれる大岩があります。その大きさはかなり大きく、なぜか山田川の真ん中に鎮座している不思議な岩です。
逸話では、洪水になったときでも流されず、昔からずっとその位置にあるとか。
歴史的にも、江戸時代の加藤寛斎が記した「常陸国北郡里程間数之記」で「鎧掛岩」と紹介されているくらい、数々の伝説がある大岩です。
天下野町に行った際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
3つ目の漢字は「乙父」
そのまま読むと「おつちち」と読んでしまいそうな、この地名。埼玉県の秩父(ちちぶ)に少し似ていますが、埼玉県ではありません。
さて、何と読むのでしょうか?
「乙父」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇っ〇」3文字。真ん中の文字は小さい「つ」です。
ヒント➁ 群馬県の諏訪山の近くにある地名称です。
「乙父」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おっち」です!
ここは、群馬県多野郡上野村(ぐんまけん たのぐん うえのむら)にある地名です。
近くには神流川(かんながわ)が流れていたり、山々に囲まれている自然豊かな地域ですね。
【地元の行事のご紹介】
乙父には、「乙父のおひながゆ」と言われる行事があります。
民話に「昔、神流川を流されてきたお姫様を助けて、おかゆをあげて元気になってもらった」ということから始まった乙父地区の行事です。
子供たちが河原に「お城」と呼ばれる円形の石積みを作り、この中にこたつやお雛様を運び込み、食べたり遊んだりして一時を過ごすそうです。
地域行事って、なんだか暖かいものが多くていいですね!
4つ目の漢字は「我孫子」
漢字をみると、「われ、まご、子」ということで、親族間の関係を表す字のようにも見えますが、これは地名です!
千葉県の人にはサービス問題ですが、さて、何と読むのでしょうか?
「我孫子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「あ〇〇」の3文字です。
ヒント➁ 千葉県の北西部にある市の名前です。
「我孫子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あびこ」です!
我孫子(あびこ)は、千葉県の北西部にある市の名前です。
すごく難しい読み方をする市ですね。
我孫子市のホームページによると、
「我孫子」という地名の由来は、鎌倉時代末の1313年の「尼しんねん譲(ゆずり)状」(土地の相続をめぐる遺言書)に「しもつさのくにあひこのむら」(下総国我孫子村)からきているそうです。
これにより、少なくとも鎌倉時代には我孫子市のあたりが「あびこ」として呼ばれていたことがわかり、歴史的な地名なんですね!
水神山古墳をはじめ、歴史的な観光スポットも点在している我孫子市をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
5つ目の漢字は「牛滑」
牛が滑る、と書くこの字。牛の何かの行動か、またはそれにちなんだ動作のことにも思えますが、これは地名です!
富山県の人なら読めるこの地名、さあ、何と読むのでしょうか?
「牛滑」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 訓読み+訓読みです。
ヒント➁ 「〇〇〇〇り」の5文字です。
「牛滑」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「うしなめり」です!
ここは、富山県富山市婦中町(とやまけん とやまし ふちゅうまち)にある地名です。
牛滑は、富山県のほぼ中央に位置していて、婦中町は「平成の大合併」により2005年(平成17年)4月1日に富山市・八尾町・大沢野町・大山町・山田村・細入村の富山地域7市町村と合併した地域です。
近年は富山市のベッドタウンとしても有名ですね!
【一口メモ】
現在は確認できていませんが、牛滑には「牛滑遺跡」という縄文時代の住居後の遺跡があったようです。昭和38年頃から調査が行われて2棟の竪穴住居跡を確認。平成10年頃には、富山市教育委員会が作った「牛滑遺跡」の看板もつけられていたようです。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!