今日の難読漢字は
「朝朗け」
「東雲」
「映日果」
「公孫樹」
「巻耳」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「朝朗け」
漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「朝朗け」という漢字です。
全く見たことのない字面だと思った方も多いのではないでしょうか。
ただ、実は言葉自体は聞いたことがあるはずです。
ぜひ考えてみてください!
「朝朗け」の読み方のヒントは?
この漢字の読む上でのポイントは「朗け」の部分です。
現代ではこの漢字をこのように読むことはほとんどないのですが、1000年ほど前では一般的な読み方だったそうです。
読み方は「朝朗け」で5文字です。
「〇〇〇〇け」
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
あさぼらけ
でした!
朝を指す言葉にもたくさんの種類がありますが、中でも「明け方、ぼんやりと空が明るくなり始める頃」を指す言葉です。
なんとなく朝目覚めてぼーっとしている時のような印象を持つ言葉ですが、そのような意味は含まれていません。
たまには少し早起きして朝朗けの澄んだ空気を吸ってみるのも気持ち良いかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「東雲」
漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「東雲」という漢字です。
「東」も「雲」も何度も目にしたことのある漢字だということもあり、簡単に見えるかもしれません。
しかし、正しい読み方は「ひがしぐも」ではありません。
実は「とううん」でも正解なのですが、今回はより一般的な読み方を考えていただきます。
あなたはこの漢字の読み、分かりますか?
「東雲」の読み方のヒントは?
正直この字面から読みを考えて導き出すのは非常に難しいので、ヒントも非常に出しづらいです。
あえて言うなら文字数くらい。
合わせて4文字、「し」で始まって「め」で終わります。
「し〇〇め」
お分かりでしょうか…?
正解は…
正解は…
しののめ
でした!
「明け方に東の空にたなびく雲」や「明け方」を指す言葉です。
かの有名な『枕草子』の冒頭では春は明け方が趣深いと記されていますが、これには現代の私たちの感性でも十分に共感できます。
みなさんは東雲、好きですか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「映日果」
これはかなりの難問です!
漢字としての意味、音読み、訓読み、どれも正解とはほど遠く、イメージがつきづらいものとなっています。
ヒントになるか分かりませんが、「映日果」は、中国語で「インリークオ」と発音します。
って、余計混乱させてしまいましたね・・・。
今回もヒントを参考にしながら考えてみましょう!
「映日果」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 一般的には「無花果」と書きます。
ヒント➁ カタカナ表記が一般的で、「イ〇〇〇」です。
ヒント③ 食べることができる木の実です。
「映日果」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「イチジク」です!
「イチジク」は、ジャムなどにもなるくらいメジャーな果実で知っている方も多いと思いますが、クワ科の落葉高木の果実のことを指します。
このイチジクは海外から入ってきたこともあり、別の表記もたくさんあって、「無花果」、「底珍樹」「天仙果」などの漢字もあります。
「イチジク」の特徴としては、花を咲かせずに果実がなるように見えることから、「無花果」と書く漢字が主流になっているそうです。
また、冒頭にお伝えした「映日果(インリークオ)」は、13世紀頃にイランから伝来したときの中世ペルシア語「アンジール」が語源となっていて、古来から世界中で親しまれていた果実であることが分かりますね!
4つ目の漢字は「公孫樹」
今回はいつにも増して難しいですね・・・。
音読み、訓読み、漢字としての意味など、どれも当てはまらず予想がつきません。
強いて言うなら、「樹」とう字が最後にあることから何かの植物か木であることは間違いないようですが、はたしてどうでしょうか?
「樹のような他の何か」だった場合は完全にお手上げ状態ですが、この漢字、あなたは読めますか?
「公孫樹」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 日本の街にもある、メジャーな樹です。
ヒント② 紅葉すると綺麗です。
ヒント③ この実を踏みつぶすと大変ですよ・・・。
「公孫樹」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いちょう」です!
「いちょう」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「いちょう並木」や「紅葉した葉っぱが秋の風に吹かれている1シーン」ではないでしょうか。
日本のあらゆる都市においても、街道には「公孫樹」が植えられていて、絵になる時が多いですよね。
その半面、やっぱり気になるのが春の時期の「銀杏」でしょう。
銀杏は、「公孫樹」の種子であり、その臭いの凄さも皆さんご存じのことと思います・・・。
綺麗なものにはトゲがある、ではないですが、何でも完璧なものってないんですね。
ちなみに、「公孫樹」と書く理由は、「いちょうが孫の代まで立たないと大木にならない」ことに由来しているそうですよ!
5つ目の漢字は「巻耳」
「巻耳」。漢字としてすごくシンプルですよね。
「巻き+体の一部」の組み合わせは、他にも「巻爪」などがありますが、これを踏まえると耳が巻いているような形をしている状態を指すのでは?と予想してしまいますね。
残念ながら、これは違います。
どちらかというと音読みすると正解に近づく感じですね。
さあ、この「巻いている耳」は一体何の耳??
「巻耳」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは何と植物の名前です。
ヒント➁ 「〇〇〇み」の4文字です。
ヒント③ 投げると「くっつく」のが厄介です。
「巻耳」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「オナモミ」です!
「オナモミ」、あー懐かしい!と思ったのは私だけではないはず。
小さい頃、友達と原っぱで遊んだときに、投げて服にくっつけて遊んだ記憶が蘇ります。
最近の若者や都会に住む人には馴染みがないかもしれませんが、「オナモミ」は、キク科の植物の実のことを指し、実にトゲトゲがついていて投げると服にくっつくんです。
このトゲトゲは触っても痛くなく、イメージとしては「マジックテープ」のザラザラした部分に近いですね。
でも、これが枯れて茶色くなると要注意!トゲトゲも固くなって、投げつけられると地味に痛いんですよね・・・。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!