漢字読み講座

「点てる」「何方道」「蕗の薹」。これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「点てる」「何方道」「蕗の薹」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「点てる」

「点てる」の読み方をご存知でしょうか?

「点」という字は小学校2年生で習う超基本的な漢字なので、日本人で知らない人はまずいないはず。

しかし「点てる」は読めない…

そんな方もきっと多いに違いありません。

さて、あなたには読むことができますか?

「点てる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇てる」の3文字
  2. お茶を点てる
  3. 「野点」は何と読む?

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね

「点てる」の読み方!正解は!?

 

 

 

 

正解は「たてる」です。

ヒントの3番は「のだて」と読みます。

「野点(のだて)」は、野外でお茶をたてたり、野外で行う茶会のことです。

しかし「点(た)てる」という字を使うのは抹茶の場合だけで、コーヒーや麦茶、煎茶などには使いません。

なぜ抹茶の場合だけ「点」という字を使うのでしょうか?

その理由は抹茶のたて方にあります。

抹茶をたてる際には粉末の抹茶を少し器に入れて、少量のお湯を注いで茶筅(ちゃせん)で泡立てます。

「点」という字には「点眼」「点滴」のように「少量の」という意味があるため、抹茶を立てる場合は「点てる」という字が使われるのです。

漢字は本当に、面白くて深いですね…

2問目はこの漢字!「何方道」

「何方道」の読み方をご存知でしょうか?

「なんぽうどう」や「いずかたみち」ではありませんよ。

これが読める方は、かなり少ないのではないかと思います。

日常ではよく使われる言葉なのですが…

さて、あなたには読むことができますか?

「何方道」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. 「いずれにしても」「結局は」といった意味です
  3. 「何方道、彼は来ないと思うよ」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「何方道」の読み方!正解は!?

 

 

 

 

正解は「どっちみち」です!

「何方」という漢字には「どっち」「どなた」「いずかた」などの読み方がありますが、「何方道」と書くと「どっちみち」という読み方になります。

「何道(どのみち)」という言葉もありますが、意味は「どっちみち」と同じです。

「どっちみち」という言葉には何となく投げやりな雰囲気もありますが、勇気が出ない時には「どっちみち、やるしかないんだ!」と自分を励ます言葉としても使えますね。

最後はこの漢字!「蕗の薹」

「蕗の薹」の読み方をご存知でしょうか?

もちろん「みちのむろ」や「ろのしつ」ではありません。

と言われても「蕗」も「薹」も、ほとんど使われることのない漢字なので、知らない方にはさっぱり分からないかも知れません…

さて、あなたには読むことができますか?

「蕗の薹」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. 植物の名前です
  3. 1月が旬で天ぷらにすると美味

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「蕗の薹」の読み方の読み方!正解は!?

 

 

 

正解は「フキノトウ」です!

よく耳にする、ポピュラーな植物ですが、漢字にするとかなり難しいですね。

フキノトウはフキの若い花茎(かけい)です。

花茎とは、葉を付けずに花だけを茎(クキ)に直接つける茎のことで、ユリ科やケシ科などに見られます。

ヒントで紹介したように、旬は1月です。

春の訪れを告げるフキノトウは独特の苦みや香りが特徴で、天ぷらをはじめ、お浸しや佃煮にしても美味しいですね。

出典:コトバンク

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とにかく本が好きです!