今日の難読漢字は、
「訝しい」
「漁る」
「疎ら」
の3問です。早速行ってみましょう!
目次
最初の難読漢字は「訝しい」から!
「いかがわしい」?「あやしい」?「けわしい」?「うたがわしい」?
残念ながらどれも違うんです。
読み方が難しいため、普段はひらがなで表記されていることも多い文字です。
なので、聞けば「あぁ、そうか!」と思うはずですよ。
「訝しい」の読み方のヒントは・・・?
「訝しい」の読み方のヒントは、
- 読み方をひらがなで書くと、「〇〇〇しい」の3文字です。
- 「物事がはっきりしなくて気がかりな様子」を表す漢字です。
- 古文では「いふかしい」と読まれていました。
③は大ヒント!もう分かりましたよね。
「訝しい」の読み方の答えは・・・
答えは、「いぶかしい」でした!
古文では「いふかしい」と読まれていたのが、現代では濁って「いぶかしい」と読まれるようになりました。
さて、「訝しい(いぶかしい)」の意味ですが、「疑わしい」「怪しい」と同じような意味だと思っていませんか?
でも、実は違うんです。
「疑わしい」「怪しい」が、「物事がはっきりしなくて恐怖や不安、疑いをもつ」ことを表すのに対して、「訝しい」は「物事がはっきりしなくて興味がわく、好奇心を持つ」ことを意味しているんです。
これは意外ですよね!
ところが現代では、「疑わしい」や「怪しい」と同じ意味で使われることが多くなっています。
お次の難読漢字は、「漁る」!
「漁業」や「大漁」・・・「漁」という漢字には、漁(りょう)をして魚や貝を捕るというイメージが強いですよね。
だからって、「漁る」と書いて「りょうる」と読むのは間違いなんです!
でも実は、漁に関係ない場面でもよく使われる言葉なんですよ。
さて、何と読むのでしょうか?
「漁る」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「漁る」の意味を見ていきましょう。
- 魚介や海藻などを探し求める。
これは、「漁」のイメージそのものですよね。
その他にも、
- 人や物を探し回る。
- 何かを求めて、その動作を諸所で行う。
という意味があるんです。
例えば、「株を買い漁る」「野良猫がゴミ箱を漁る」など・・・
もう分かりましたか?
「漁る」の読み方の答えは・・・
そうです、「あさる」です!
もちろん漁をする意味でも使われますが、「草の間を漁る」「机の中を漁る」「猫がゴミ箱を漁る」のように、ごそごそとあちこち何かを探す様子にも使われます。
「買い漁る」のように、あれこれ買う様子を表現する言葉でも、よく使われます。
よく使う言葉なだけに、漢字で「漁る」と書くなんてびっくりですよね!
覚えておいて損はない漢字です。
最後の難読漢字は、「疎ら」!
「疎ら」の読み方をご存知ですか?
「過疎地(かそち)」の「疎(そ)」、「疎遠(そえん)」の「疎(そ)」だから「そら」って読むのでは?
そう考えたあなたは、残念!違います。
難読漢字ではなく中学校までに習う常用漢字にも関わらず、読み方は忘れている人が多い「疎ら」。
読めそうで読めなくてくやしい…だからこそ、読めたらスッキリしますよ!
「疎ら」の読み方のヒントは・・・?
- ひらがなで書くと「〇〇ら」の2文字
- 人や物がある一定の範囲内に極端に少ない様子を表す漢字です
- 「人通りが疎らな住宅街」「木が疎らに生える草原」などと使います
人がポツポツとしかいない住宅街、木がポツポツと生えた草原をイメージしてみると・・・
さあ、3つのヒントで分かりましたか?
「疎ら」の読み方の答えは・・・
「疎ら」の読み方の答えは、「まばら」です!
「人や物が少なく点在する」という意味だけでなく、「順序だっていない」様子も表す言葉です。
「ちらほら」「ぱらぱら」などの言葉で表現することもできますが、「疎ら」と言った方が断然知的ですよね!
漢字の「疎ら」を読み書きできたら、さらにすごい!
ぜひ覚えて使いましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。