難読漢字にチャレンジしましょう。
今回は「憤る」です。
ピンときて、「いきどおる」と答えた人は大正解!
ですが…
実は他の読み方があるんです。
「憤る」の読み方のヒントは?
1.現代では、成人に対して「憤る」を使う機会は少ないでしょう。
2.機嫌が悪く、不平不満を表現することです。
3.眠くなった赤ん坊が「憤る」。
4.お腹をすかせた幼児が「憤る」。
正解は…
正解は「むずかる」でした!
「むつかる」とも読みます。
「か」を濁して「むずがる」だと思っている人が多いかもしれません。
「憤る(むずかる・むずかる)」と「難しい(むずかしい・むつかしい)」は同じ起源の言葉です。
したがって、「か」は濁りません!
敬称をつけて「おむずかり」と表現することもあります。
例:『きつうおむずかりになりまして、』谷崎潤一郎「盲目物語」
「憤る」と似た言葉
「憤る(むずかる)」と似ている意味の日本語は…
「愚図る」・「拗ねる」・「駄々をこねる」・「ふてくされる」・「つむじを曲げる」・
「悪態をつく」・「癇癪を起こす」などたくさんあります。
「憤り(いきどおり)」を感じると、大人も同じ態度をとりがちです。
因縁や難癖をつける人は、「むずかっている」のかもしれません。