今日の難読漢字は
「黄泉」
「竜胆」
「霜害」
「霧笛」
「土竜」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「黄泉」
これは読める人も多いはず!
変わった読み方はしますが、日本人がよく使う言葉ですね。
この「黄泉」という単独の言葉よりも、「の国」を付け加えることが多い気がしますが、正解はどうでしょうか。
ちなみに、「きせん」や「きいずみ」ではないのであしからず。
「黄泉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「地下の水」という意味をもつ言葉です。
ヒント➁ 「〇〇」の2文字です。
ヒント③ 「あの世」を表す言葉です。
「黄泉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「よみ」または「こうせん」です!
他にも「よみじ」と読むことがありますが、いずれも「あの世」を表す言葉です。
音読みとなる「こうせん」は、地下水脈や地下にある泉という意味もあり、そこから転じて「下にある国=死者の国」という由来もあるそうです。
でも、漢字がもつ表現って独特なものがありますよね。
「あの世」、「死者の国」、「黄泉」・・・。
どれも同じ意味をもつ言葉ですが、「黄泉」という表現にすると帰ってこれそうな、転生できそうな、そんな雰囲気がしてきますね!
2つ目の漢字は「竜胆」
2文字目の「胆」は「きも」とも読めますので、まさか「竜の心臓」では?と予想してしまうこの漢字。
「りゅうたん」とも読みますが、これでは意味が分かりませんね。
ヒントは、空想上の動物である「竜」とは関係ありません!
えー!
それじゃあ、正解はいったい何の「胆(きも)」?
「竜胆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは花の名前です!
ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 別名は「イヤミグサ」といいます。
「竜胆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「りんどう」です!
・・・「竜」とはまったく関係ありませんでしたね。
綺麗な青い花を咲かせる「竜胆」がなぜ「竜の胆」と書くのかは、「竜胆」の草がとても苦いことに由来しているためです。
もともと、中国では苦い草の代表格である「熊胆(くまのい)」がありますが、それよりもさらに苦い草、ということで「竜胆」と名づけられたそうです。
ここまできたら、「竜胆」よりも苦い草はいったい何の胆になるのか、気になりますね・・・。
3つ目の漢字は「霜害」
これは都心に住んでいる人にとっては、馴染みのない言葉で難しいかもしれません。
使っている漢字はどちらも「霜」と「害」で簡単なものですが、読めそうで読めませんね。
その漢字から、雪国や北国で起こる「霜による害」であることは間違いないようですが、これは何と読むんでしょうか?
農家や園芸を嗜む人にとっては嫌というほど味わっている現象でしょうから、サービス問題かもしれません!?
「霜害」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「しもがい」ではありません。
ヒント➁ 「〇〇がい」の4文字です。
ヒント③ 1文字目の下の部分に注目してください。
「霜害」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうがい」です!
「霜害」とは、漢字そのままの意味ですが、農作物が霜のために受ける被害のことです。
主な時期としては、3~4月頃と10~11月頃の2回あり、前者は「晩霜害(おそじもがい)」、後者は初霜害(はつそうがい)と言います。
特に、森林に囲まれた場所や冷たい空気が流れ込みやすい地形で起きやすく、自然相手の農家にとっては対策を迫られる厄介な現象といえるでしょう。
野菜や果物は、いろんな苦難を乗り越えて作られているんだと、改めて実感しますね!
4つ目の漢字は「霧笛」
「霧」と「笛」。
どちらもイメージがつく漢字ですが、そのままの意味で考えると「霧の中で吹く笛」になってしまいますね。
「笛」といえば、リコーダーやオカリナなど、人が吹く楽器のことだと思いますが、どうでしょうか。
どんなときに、どんな「笛」を吹くのか、これがヒントです!
「霧笛」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは「船」や「灯台」が吹く「笛」です。
ヒント② 「霧」が濃いときなどに鳴らします。
ヒント③ 「誰にも負けない」「最強」などを意味する読み方でもあります。
「霧笛」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「むてき」です!
「霧笛」とは、船の航行中に濃霧などの視界不良のときに、他の船に自船の位置を知らせるために鳴らす行為のことです。
他にも灯台が鳴らす行為としても知られていますね。
山道を運転していると、「警笛ならせ」の道路標識がある場所がありますが、あれと同じですね。
車でも船でも、常に安全運転でいきましょう!
5つ目の漢字は「土竜」
「土竜」と書いて何と読むかご存知でしょうか?
土の中の竜なので「つちりゅう」?
ーでは、ありません。
もちろん「どりゅう」でもありませんよ…
さて、何と読むか、あなたにはわかりますか?
「土竜」の読み方のヒントはこちら
- 生き物ですが、竜のように想像上の生物ではありません
- 身近な動物だけど、見たことのある人はかなり少ない!?
- 漢字からお察しのように、土の中に生息します
以上3つのヒントから考えてみてくださいね。
「土竜」の読み方!正解は!?
正解は「もぐら」です!
竜と「もぐら」ではイメージが違いすぎると思いませんか?
竜のように細長いイメージで土の中にいる生物を考えるとしたら「ミミズ」の方が近いような…
と思って調べてみたら、中国では昔「土竜」と書いて「ミミズ」と読んでいたそうです。
どうやら漢字が日本に入ってきた時に「もぐら」と読まれるようになったとか?
あくまでも一説としてですが…
もぐらは、野生の哺乳類の中で人間に最も身近な生き物なのに、実際に生きた状態で見たことのある人は、わずか1割といわれています。
見たことのある方はかなりラッキーですね!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!