昔、小学校の教科書で「大造じいさんと雁(がん)」を読んだ記憶があります。
(あ、昔といってもほんの数年前の話ですよ!?)
小学校の教科書は教育委員会ごとに異なるので、読んだことが無い人もいるかもしれませんが、「雁」とはカモのことです。
戦後から二十年くらい経つまでは、「雁」が美味であったこともあり、狩猟の対象とされてきた鳥ですが、現在ではその個体数が激減したことから保護の対象へと変わりました。
そんな「雁」に「金」が加わった「雁金」という漢字。
どちらも位の高いイメージがありますが、いったい何と読むのでしょうか??
「雁金」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ね」の4文字です。
ヒント② これは「雁」と同じ鳥です。
ヒント③ 「雁」は「かり」とも言いますね。
「雁金」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かりがね」です!
「雁金」とは、簡潔に言えば「雁」のことです。
体長は60cm程度の、見た目はそのまま「カモ」です。
その肉が非常に美味しいことから、1970年代頃までは狩猟の恰好のターゲットとしてされていましたが、現在では数羽から数十羽程度しか、日本に訪れない貴重な鳥となってしまいました。
また、昔から「幸せを運ぶ鳥」としても知られており、約二千年前の中国において、戦地から「雁」の脚に手紙をつけて飛ばし、無事に相手に届いたという逸話があるほどです。
この故事から、手紙のことを「雁書(がんしょ)」と言うようになったそうですよ。