今日の難読漢字は
「牛車」
「供奉」
「経典」
「言質」
「版図」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「牛車」
突然ですが、皆さん「牛車」ってご存じですか?
昔話のかぐや姫とかおやゆび姫などの話に出てきたり、ひな人形飾りの下の方に置かれる「牛車」。
漢字が示すとおり、牛に荷物を引かせるタイヤがついた荷台のようなものが「牛車」です!
でもこんな簡単な漢字なのに、正しい読み方を知る人はごくわずか・・・。
ヒントを見ないで正解できたら漢字博士です!
「牛車」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 「ぎゅうしゃ」は「牛舎」のことですよ。
ヒント③ 「十個」の正しい読み方に似ています。
「牛車」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ぎっしゃ」です!
普通に読んでしまうと「ぎゅうしゃ」ですので、ついつい「ぎゅうしゃ」が正解と思ってしまいます・・・。
他の読み方としては「うしぐるま」もありますが、正しく「ぎっしゃ」とさらっと読めるとカッコいいですね。
「牛車」は冒頭にも説明しましたが、荷物を運ぶものの他に、平安時代頃の貴族が使う「タクシー」でもありました。
その身分によって使う車の種類も分けられており、「唐車」「雨眉の車」「八葉の車」など、いくつもあるのが興味深いところです。
日本史が好きな方は他にどんな「牛車」があるのか、ぜひ調べてみてくださいね!
2つ目の漢字は「供奉」
2つの漢字から推測するに、おそらくお寺や神社などに関係する言葉で、何かをお供えするときの言動を表しているように思えますね。
実際、「供」は「そなえる」「ささげる」「たてまつる」のような意味があり、「奉」も「まつる」「たてまつる」「さしあげる」という意味があります。
同じような意味をもつ漢字が2つ重なっていることから、大事な何かを供えることだと分かりますが、問題は読み方!
ヒントを見てもピンとこないくらい、正直、難問です!
「供奉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント② 太った人のことを馬鹿にするときの言葉に似ています・・・。
ヒント③ 2文字とも「濁点」がつきます。
「供奉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ぐぶ」です!
「供奉」とは、「物を供給すること」や「お供えすること」を表します。
その他にも、「従事する」「仕える」という意味もあり、ここから転じて「天皇行事の行列にお供として参加すること」も表すようになりました。
今回の漢字は、日常生活ではあまり馴染みのない言葉でもあることから普通に音読みして「きょうほう」と読んでしまいがちですが、神事に関することですし、きちんと覚えておきましょう!
3つ目の漢字は「経典」
学校で世界史を習うとき、必ずといっていいほど「宗教」と一緒にその国の歴史も学びますね。
今回の漢字は、そんな宗教と関わりの深い「経典」という漢字です。
読めそうで読めない、間違えて覚えていたら恥ずかしい言葉ですので、自信がない人はヒントを参考に正解にたどり着いてくださいね!
ちなみに、「けいてん」と読んでしまったアナタ、神様から怒られますよwww
「経典」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 「典」は2つありますが、ベーシックに「てん」でもOKです。
ヒント③ お坊さんが読むのは「お経」ですね!
「経典」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「きょうてん」です!
「経典」は、「きょうてん」と読む他に「きょうでん」とも読みます。
「経典」とは、神様の教えを記した文字や書物全般のことを指し、一般的にはその宗教があがめる神のことを指します。
日本では仏教が広く信仰されていることから、お坊さんが読む「お経」がそれにあたります。
キリスト教では聖書、イスラム教ではコーランなど、神様が記した偉大なる教えや規律は長い年月を経た今でも、私たちを導いてくれています。
4つ目の漢字は「言質」
今回の漢字は日常生活でもよく使う言葉!
だからこそ、間違えてしまうと非常に恥ずかしい思いをすることになるんですが、「言質」って正しく読めますか??
読み方もそうですが、意味も分からない人も多いと思いますので、このページでいろいろと知識を蓄えましょう。
あ、ちなみに「げんしち」や「げんしつ」、「ごんしつ」は間違った読み方です!!
「言質」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「質」の読み方が特殊です。
ヒント③ いろんな場所から集まるときは、効率よく「〇〇〇集合」にしましょう!
「言質」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「げんち」です!
「言質」とは、「証拠となる約束した言葉」という意味があります。
よく推理ドラマや恋愛ドラマなどで、「あなたのその発言は言質となる」「あなたの言質はとったわ」などのセリフを聞いたことがあると思います。
「言質」の「言」は、そのまま「言う」や「言葉」という言葉から分かるとおり、「話す内容」を表し、「質」は「中身」や「根本」、「事実」など多くの意味を持っているほか、「質屋」といった言葉でも分かるとおり、「金銭に相当する品物」を意味しています。
これらのことから、「約束を保証するための言葉」を表すようになったんですね!
5つ目の漢字は「版図」
小学校の図工の時間で出てきそうな「版図」という漢字。
「版画」は授業でもやったことがあると思いますが、「図工の時間にやる版画」という意味ではありません。
簡単な漢字のはずなのに、読み方がよく分からない・・・。
さらに、今回の「版図」という言葉は、その意味がもっと難しいんです!
さあ果たして読み方と意味の両方を正解できる人はいるのでしょうか?
「版図」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 獣を捕まえる人は「ハンター」ですが、その人の行為も同じ言葉です。
ヒント③ 「手」は英語で「ハンド」ですが、これに近い!?
「版図」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「はんと」です!
何となく、「はんず」と読みたくなってしまいますが正しくは「はんと」です。
さあ、お待ちかねの意味をご説明しましょう!
「版図」とは、「図工」や「版画」などとはまったく関係なく、「ある国の領土や領域」を表す言葉なんです!
もともと、「版」という字は戸籍を表し、「図」は「地図」でもお馴染みの「図」です。
これらを組み合わせると「一国の領域」という意味となり、「その国の勢力範囲」ともいえます。
今回、読みと意味の両方とも正解できた人は漢字マスターです!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!