今日の難読漢字は
「秋沙」
「花鶏」
「善知鳥」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「秋沙」!
日本人の女性の名前って、響きが綺麗だったり春夏秋冬の文字が入っていたり、一つ一つにドラマがあってとても好きです。
今回の問題は「秋沙」で、どちらも名前に使われる漢字ですね。
音読みを駆使しても、「しゅうさ、あきさ、あきしゃ」くらいしか思いつきません。
さらに、この漢字が何を意味するのかもまったくもって分からない、読めそうで読めないレベルの漢字、まさに難読漢字・・・。
ここは素直にヒントを見て考えていきましょう!
「秋沙」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
これは渡り鳥です。
「秋沙」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あいさ」です!
「秋沙」とは、「カモ亜科の種類の渡り鳥」のことです。
見た目はまさに「カモ」で、くちばしが長く、鋸歯状の刻み目があるのが特徴です。
日本でも北海道などではその姿を見ることができ、11~12月頃に飛来する冬を象徴する鳥でもあります。
地名によっては、そのくちばしの形から「ノコギリバガモ」なんて呼ばれている「秋沙」さんでした!
次の難読漢字は「花鶏」!
朝食の定番といえば、ご飯orトーストにコーヒー、そして目玉焼き、スクランブルエッグ、卵焼きですよね!
共通しているのは卵。
哲学の永遠のテーマでもある「卵が先か、鶏が先か」のアレですねwww
今回は「鶏が後か」になりますが、「花鶏」の読み方が問題です!
読めなくても、これが鳥の仲間であることはほぼ確定と言っていいでしょう。
「花が先か、鶏が後か」、その答えやいかに!!
「花鶏」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
「鶏」の部分は、「とり」と読みます。
「花鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アトリ」です!
「花鶏」とは、体長15cmほどの小さな鳥です。
ユーラシア大陸北部の寒い地方で繁殖し、冬は北アフリカや中央アジアなどで越冬する渡り鳥です。
「鶏」という漢字がつきますが、少し大きなスズメといった姿形をしています。
茶色をベースに、黒や白の羽をもち、胸部の羽毛は橙褐色で綺麗な鳥なので、愛くるしい見た目をしているのが特徴です。
日本では、日本海側から山形県や富山県などに飛来し、各地に散らばるようです。
季節を教えてくれる動物って、何だか素敵ですね!
最後の難読漢字は「善知鳥」!
漢字からして、まさに神の使いのような「鳥」ですね!
「悪を断ち、善を知った鳥」、昔は悪いことをしていたけれど、あるとき悟りを開いて善行に目覚める・・・そんな孫悟空のような情景が浮かんできます。
今回の難読漢字は「善知鳥」で、漢字自体はどれも簡単なものですが、読み方がとにかく難しい!
そのまま読めば「ぜんちどり」、「ぜんちちょう」になりますが、正解は天竺(てんじく)よりも遠いですねwww
では、筋斗雲ならぬヒントを見て、正解に辿りつきましょう!
「善知鳥」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇う」の3文字です。
これは鳥です。また、能の演目の一つにもあります。
「善知鳥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウトウ」です!
「善知鳥」とは、カモメと同じく海鳥の一種です。
北日本をはじめ、北米の方までの広範囲で生息しており、その中でも北海道の天売島という場所が最大の繁殖地となっている鳥です。
また、この鳥をモチーフに、「能の演目の一つ」でもある「善知鳥」。
「善知鳥」を日夜狩って暮らしていた猟師が死後に嘆く、というストーリーなのですが、そうせざるを得なかった時代や環境は本人にも代え難いものなので、現代社会にも通ずるものがありますね。
ぜひ、能も機会があれば観てみましょう!新たな「善を知る」、もとい世界を知ることができることでしょう!