「琴(こと)」と言えば、言わずと知れた日本の伝統楽器。
弥生時代からあると言われているんですよ!
今でも毎年、新年には事で演奏される「春の海」を聞きたくなるのが日本人のDNAなんでしょうか。
そんな風情のある「琴」の「線」と書いて「琴線」。
「ことせん」ではないんです・・・
さっそく見ていきましょう!
「琴線」の読み方のヒントは・・・?
- 「琴線」の「線」は、「せん」と読みます。
- ひらがなで「〇〇せん」の4文字です。
- 同じ読み方をする漢字は、金扇・謹選・金銭など・・・
「金銭」と同じ読み方と言うのは、大・大・大ヒントです!
「琴線」の読み方の答えは・・・
正解は、「きんせん」でした!
「琴線」とは文字通り、琴に張られる糸の事。
琴に限らず、バイオリンなど管楽器の糸のことを「琴線」と呼びます。
そして、もう1つ!
「人の心奥深くにある感じやすい心情」の事も「琴線」と呼ぶんですよ。
物事に感動する心の動きを、琴の糸が震える様子に例えているんです。
「彼の歌声は、私の琴線に触れた」などと使われます。
注意してほしいのが、「琴線に触れる」の誤用です。
不愉快や怒りの感情を表す際には、「琴線に触れる」は使いません。
その場合は「気に障る」「不愉快になる」の方が正しいです。
間違えて覚えている人が多い言葉なので、意味も合わせて覚えましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。