「燥ぐ」って、見慣れない漢字ですよね。
ただ、読み方を聞けば日常よく使う言葉だと分かりますよ。
「燥ぐ」の「燥」は、「乾燥」の「そう」ですよね。
だからつい「そうぐ」と読みたくなってしまいますが・・・違います!
さっそく読み方を見ていきましょう。
「燥ぐ」の読み方のヒントは・・・?
- 「燥ぐ」とは、「調子に乗って騒ぐ、ふざける」と言う意味をもっています。
- 「燥ぐ」のもう1つの意味は、「乾燥する、乾く」です。
「乾燥」の「乾」は「乾く(かわく)」という意味ですが、「燥」にも同じような意味があります。
そのため②のように「燥ぐ」と書いて「乾燥する」という意味になるんです。
ただ、一般的な「燥ぐ」は、①の意味で使われます。
例えば、「子供が新しいおもちゃを買ってもらって燥いでいる」など・・・
さあ、分かりましたか?
「燥ぐ」の読み方の答えは・
正解は、「はしゃぐ」でした!
「乾燥」の「燥」で「はしゃぐ」なんて、意外ですよね。
現在は「燥ぐ(はしゃぐ)」というと無邪気で可愛らしい印象がありますが、本来は「浮ついて悪ふざけする」ような良くない騒ぎ方を指す言葉なんですよ。
また、「燥ぐ(はしゃぐ)」には「乾燥する」という意味もありますが、現在そういう意味では使いませんよね。
島崎藤村の『破壊』の中に「それはめずらしく燥いだ風のない日で…」という1文があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!