今日の難読漢字は
「石決明」
「貽貝」
「玉筋魚」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「石決明」!
数ある難読漢字といえど、今回の「石決明」はその中でも超難問です!
難読漢字をこよなく愛する皆さんは、読み方のセオリーやこれまでの経験などで、「これは音読み系だな」とか「これは当て字だな」と分かると思います。
音読みにすれば「せっけつめい」となり、意外にも正解となります。
・・・ということで、いつもの通りその他のもっとメジャーな読み方をお答えいただきましょう!!
「石決明」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
これは漢方ですが、その主となる「貝の名前」は「熨斗」に関係します。
「石決明」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アワビ」です!
もちろん、「アワビ」といえばあの高級食材でもある貝の「鮑」のことです。
正確には、「石決明」とは「アワビの殻の粉を主とした漢方薬」のことですが、そこから転じて「石決明」も「アワビ」と読むようになりました。
ちなみに、この「石決明」の効能は「めまい、のぼせ、耳鳴り、目の充血」などの視神経や耳に関係する症状を緩和するほか、肝機能を整えることでも知られています。
「アワビ」って、中の身だけでなく殻までも人間にとって有用なんですね!
次の難読漢字は「貽貝」!
「〇〇貝」とつくからには、やっぱり何かの「貝」で間違いないでしょう!
1文字目は、一瞬お菓子の「あめ」に見えますが、それは「飴」と書くので違いますね。
また、さすがに「あめがい」とは読みませんが、ある魚にとっては「飴」のように甘くて魅力的な「貝」なんです!
今回の難読漢字は、釣りのエサ屋さんや釣り人なら簡単なはず!
ということで、ある魚が好きな「意外」な「貝」は何でしょうか?
「貽貝」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
黒鯛が食べることでも有名で、「カラスガイ」という名称もあります。
「貽貝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「イガイ」です!
「貽貝」とは、河口付近の岩や堤防の壁にくっついている、「黒っぽい貝」のことです。
日本では、東北地方から九州の方まで幅広く生息していて、人間の食用には向きませんが、顎と歯が強い黒鯛が大好きな「貝」でもあります。
釣り人は黒鯛のことを「チヌ」なんて呼んだりしますが、この「貽貝」を好んで殻ごと食べちゃう黒鯛って、なんか「意外」ですwww
最後の難読漢字は「玉筋魚」!
どこからどう見ても「たますじ」の部分が目立って、「魚」はオマケ程度の言葉に見えますねwww
でも、ここで指す「玉」っていったい何でしょうか?
何かの「魚」であることは間違いないでしょうし、「卵」そのものを意味するのか、「玉のような筋がある」と解するのか、はたまた真相はどちらでしょうか。
さらにこの「筋」という漢字についてですが、一説によると「筋」という漢字を使うのは中国の方での表記で、正しくは「お箸」を意味する「筯」なんだとか。
確かに、「お箸」の方が魚の容姿を的確に捉えていますもんね!
「玉筋魚」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇ご」の4文字です。
関東では「こうなご」と呼んだりします。
「玉筋魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いかなご」です!
「玉筋魚」とは、分かりやすく言えば「佃煮の定番となっている小魚」でしょうかwww
関東では「こおなご」、関西では「しんこ」などと呼ばれてもいますね。
佃煮になると、サイズがすごく小さいですが、実際に泳いでいる「玉筋魚」は大人になると20cmほどにもなるんだとか。
冒頭にも書きましたが、まさにこれは「海のお箸」と言っても過言ではありませんね!