「燻ぶる」・・・パッと見て読める人は少ないのではないでしょうか?
「燻製(くんせい)」の「燻(くん)」だから、「くんぶる」?
そう考える人が多いはず。
でも残念!間違いです・・・
ただ、とっても惜しい!
何て読むのか、さっそく見ていきましょう!
「燻ぶる」の読み方のヒントは・・・?
ヒントは、「燻」という漢字の意味にあります。
「燻」は、音読みだと「くん」、訓読みだと「いぶし」と読みます。
「物を焼いて煙を出すこと」「煙が多く出るように燃やすこと」を意味しています。
「燻製」は、食材を炎で焼くのではなく煙でいぶして作られた料理ですもんね。
「燻ぶる」も、炎が燃えずに煙が出ている状態を表す言葉ですよ!
「燻ぶる」の読み方の答えは・・・
正解は、「くすぶる」でした!
「燻ぶる」には、「物がよく燃えずに煙ばかり出る」という意味の他にも次の意味で使われます。
- 身なりが小汚い様子⇒(例)燻ぶった彼女は別人のようだった
- 争い事が表面化せずに、解決しないまま水面下で続いている様子⇒(例)不満が燻ぶる
- 地位や状態が低迷してその場にとどまっている様子⇒(例)まだ見習いで燻ぶっている
- 閉じこもって陰気に過ごす⇒(例)1日中家の中で燻ぶっている
色々な使われ方がありますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!