「悉く」って、見慣れない漢字ですよね。
「憑依(ひょうい)」の「憑」という字に似ているけどよく見れば違います。
「葱(ねぎ)」という字にも似てるけど・・・これも違います。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「悉く」の読み方のヒントは・・・?
- 読み方はひらがなで「〇〇〇〇く」の5文字です。
- 「全部・残らず・みんな」という意味で使われる言葉です。
- 「与えられた仕事を悉く失敗した」「悪い予想が悉く外れてほっとした」のように使います。
さあ、分かりましたか?
「悉く」の読み方の答えは・・・?
正解は、「ことごとく」でした!
この「悉」という文字は見慣れない文字ですが、既存する漢字を組み合わせて作られた「会意(かいい)文字」なんですよ。
獣の爪を表す「釆」と心臓を表す「心」を合わせて「悉」。
獣が他の獣の心臓を爪でえぐり取る様子を表していて、「全部残らず取る」という意味をもった漢字です。
ちなみに「悉く」は、ネガティブな場面で使われることが大部分です。
「悉く失敗した」「悉く外れた」「悉く断られた」など・・・
ただ、ポジティブな場面で使ったとしても間違いではないんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!