今日の難読漢字は
「頒布」
「安普請」
「悄気る」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「頒布」!
「頒布」
「りょうふ」と読んでしまった方、いるのではないでしょうか。
残念ながら不正解!
「頒」の漢字が「領」の感じに似ているため、
「りょう」と読んでしまったのでは?
実際には2音で表現します!
さて、読めましたか?
「頒布」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「はんぷ」
です!
「頒布」は、
「広く配り、行き渡らせること」を表す言葉。
会員のみに特別価格で提供する場合や、
原価などの実費負担のみで提供する場合に使われる言葉です。
つまり、有償で提供される場合に使われます。
同人誌即売会などでは「頒布物」と読ぶことが多いため、
何かしらのオタクの方は簡単に読めた漢字かもしれません。
それに対し無料で提供されるものは「配布」の言葉を使います。
「資料を配布する」「サンプルを配布する」など
ビジネスでも普段の生活でもよく耳にしますね。
これが「サンプルを頒布する」だと、
少額の支払いが発生する言葉になるのでご注意を!
聞きなれない言葉ですが、覚えてしまえば簡単。
意味も含めてしっかり理解しておきましょう!
次の難読漢字は「安普請」!
「安普請」
あまり見慣れない言葉ですが、
近現代文学ではよく見かける言葉なんです。
ヒントは「建物に対して使う言葉」。
さて、読めましたか?
ちなみに「あんふせい」ではないですよー!
「安普請」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「やすぶしん」
です!
「安普請」は、
「安い費用で家を建てること」または「そうして建てた粗雑な家」を表す言葉。
あまりいい言葉ではありませんね笑
例文としては
「急ごしらえの安普請」
「地震が来たら倒れてしまいそうな安普請」
というように使われます。
家を建てた時に自虐や謙遜として使う方がいるかもしれませんね。
「普請(ふしん)」という言葉が「建物」や「土木工事」を表すため、
「安普請」という言葉も、建物に対して使われます。
服や物に対して「安普請」とは言わないのでご注意を!
「安普請」の対義語には「大名普請(だいみょうぶしん)」という言葉があります。
こちらは「費用を惜しまずに作られた豪華な家」という意味です。
聞きなれないですが、太宰治や芥川龍之介の作品にも出てくるこの言葉。
一般教養として覚えておいて損はありませんよ!
最後の難読漢字は「悄気る」!
「悄気る」
なんとなく雰囲気で読めた!という方もいるのでは?
わからない…という方へのヒントは
「悄」は「しょう」という音読みを持っています。
でも「しょうきる」ではないですよ!
さて、読めましたか?
「悄気る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しょげる」
です!
「悄気る」は、
「がっかりして元気がなくなる」「しゅんとする」などの様子を表す言葉。
普段の会話でもよく聞く言葉ですよね。
「友人が失恋して悄気ている」
「仕事で失敗して悄気る後輩を慰める」
など、使いどころが多い言葉です。
あまり見慣れない「悄」は、
憂いに沈んでしおしおとして力のない様子や、
意気消沈した様子を表した漢字です。
そんな漢字が使われているから
「悄気る」という言葉も、
しょんぼりした様子を表す言葉になっているんですね。
ちなみに「悄」は漢字検定1級の漢字。
しかも「悄気る」は本来の読み方をアレンジした言葉。
読めた方は自信を持ってOK!
もし間違えてしまっても、
悄気ずに今日から正しく読みましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!