漢字読み講座

【今日の難読漢字】「流布」「蛇腹」「溌剌」全部読めたら漢字マスター!「溌剌」を「はっし」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「流布」

「蛇腹」

「溌剌」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「流布」!

 

「流布」

 

「りゅうふ」と読んでしまった方、いるのでは?

残念!不正解です。

 

たしかに「流」は音読みで「りゅう」と読むのですが、

「流布」ではちょっと変わった読み方をします。

 

さて、読めましたか?

 

 

「流布」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「るふ」

です!

 

「流布」は、

「世間に広く伝わること」という意味の言葉です。

 

ただし、これは悪い話に関して使われることがほとんど。

 

「悪い噂が流布する」

「都市伝説が流布している」

など、暗い情報が広まる時に使われています。

 

また、金融用語に「風説の流布」という言葉があるので、

こちらでご存知の方がいるかもしれません。

 

「風説の流布」は、

「株価を意図的に変動させるために、虚偽の情報を流すこと」を指します。

 

投資家が誤認してしまう恐れがあるとして、

金融商品取引法で禁じられている行為なんです。

 

ここで使われる「流布」も、

悪い意味で使われていることがわかりますよね。

 

普段の会話からビジネスでの用語まで、

幅広い場面で使うことができる言葉「流布」。

 

あまり良い意味ではない、ということも覚えて、

ぜひ使ってみてくださいね!

 

 

次の難読漢字は「蛇腹」!

 

「蛇腹」

 

まず「蛇」を読めますか?

こちらは「へび」と読みます。

みなさんおなじみ、にょろにょろっとした爬虫類です。

 

しかし「蛇腹」という言葉は、

もっと身近なところで使われているんです。

 

さて、読めましたか?

「へびはら」ではないですよ!

 

 

「蛇腹」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「じゃばら」

です!

 

「蛇腹」は、

「紙や板、膜などを、山折と谷折を繰り返して作った構造」のこと。

 

アコーディオンや提灯を想像すると、わかりやすいと思います。

 

他にも、ホースなどの工業製品はもちろん、ストローの曲げる部分、

たくさんの書類が挟める「蛇腹ファイル」など、一度は見たことがあるのでは?

 

伸縮が可能で、自在に曲げることができる便利な構造なので、

身近なところで使われています。

 

語源はもちろん、蛇の腹!

山折と谷折を繰り返した見た目が、蛇のお腹のように見えることから、

「蛇腹」と名がついたそうです。

 

「カタカナだと思っていた!」という方が多いこの言葉。

 

漢字自体は難しくないですし、

使う頻度も多いので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

 

 

最後の難読漢字は「溌剌」!

 

「溌剌」

注意したいのが「剌」の字。

「刺激」の「刺」と間違えてしまいがちです!

 

もう一つヒントとしては、

CMでおなじみのある言葉を漢字で書くと

「溌剌」になるんです!

 

さて、読めましたか?

 

 

「溌剌」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「はつらつ」

です!

 

「溌剌」は、

「生き生きとして元気のいいさま」を表す言葉のこと。

 

「元気ハツラツ!」のフレーズは、

栄養ドリンクのCMでおなじみですよね!

 

「溌剌」は、元々「魚が元気よく飛び跳ねる様子」を表した言葉なんです。

 

「溌」が「水を注ぐ様子、または水がはねる様子」を表し、

「剌」が「勢いよくとびはねる様子」を表す漢字なので、

魚が飛び跳ねて、水がはねる様子が表現されています。

 

それが転じて、元気のいい様子のことを「溌剌」というようになったのだとか。

 

ちなみに「活発」という言葉の「発」は、

本来「溌」を使うそうです。

そう考えると本当は身近な漢字なんですね。

 

漢字を覚えていなくても、自然と使っていたかもしれない「溌剌」。

せっかくなので、しっかり漢字を覚えて使ってみてくださいね!

 

 

すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!

もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!