今日の難読漢字は
「撒布」
「希有」
「白鼻心」
の3問です。
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「撒布」
「撒布」って何て読むか分かりますか?
(さんぷ)ではありません。
(さんぷ)は「散布」ですので、「手へん」がありません。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「撒布」の読み方のヒントは?
例文①:全ての農地に水を「撒布」するように命じた
例文②:驚くべき遠距離に「撒布」される
という風に使います。
意味は「広範囲にまき散らすこと」です。
何と読むか分かりましたか?
「撒布」の読み方、正解は……
正解は……
「さっぷ」
です!
現在では、「撒布」も「散布」も(さんぷ)と読むようになりましたので、
厳密には間違いではありません。
「散」につられて(さんぷ)と読む人が多かったためです。
同じ間違いをする人が多いと、その間違いがそのまま定着し、「慣用音」と呼ばれる音読みが生まれます。
「撒布」と似たような言葉で「噴霧」がありますが、意味に違いがあります。
「撒布」は水や薬剤をそのままジョウロ等を用いてまき散らすことですが、「噴霧」は液状のものを霧状(ミスト)にしてまき散らす必要があります。噴射器等を使って、農業等で農薬をまくときに使う言葉です。
最近ではドローンを導入して農薬を「撒布」する人も増えてるようですね!
2つ目は「希有」
「希有」って何て読むか分かりますか?
(きゆう)ではありません。
(きう)も違います。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「希有」の読み方のヒントは?
意味は、「めったにないこと」を表します。
「稀有」とも書くことができます。
例文①:彼女は「希有」な才能の持ち主だ
例文②:昔の電話はダイヤル式だったが、今では「希有」なものだ
などがあります。
ほとんどの場合、ポジティブな意味で使われます。
何と読むか分かりましたか?
「希有」の読み方、正解は……
正解は……
「けう」
です!
ちなみに、「希有金属」と表記するときは、(きゆう)と読むことがあります。
「希有」は「杞憂」(きゆう)と混同してしまうことがありますので、気を付けましょう。
「杞憂」の意味は「心配しなくていいことを心配すること」です。
例:杞憂に終わる
というふうに使います。
「希有」と「杞憂」は意味も使い方も全く違いますので、混同しないように注意しましょう。
あなたがもし「希有」なものを手に入れたら、誰かに盗まれやしないかと「杞憂」してしまうかもしれませんね!
3つ目は「白鼻心」
「白鼻心」って何て読むか分かりますか?
(しろはなしん)ではありません。
動物の名前を考えていくとわかるのではないでしょうか。
そのまま読めば、正解に近づきます!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「白鼻心」の読み方のヒントは?
ヒント①:ネコの仲間です
ヒント②:果物を好みます
ヒント③:夜行性で木登りが得意です
ヒント④:額から鼻の先まで白い筋があります
何と読むか分かりましたか?
「白鼻心」の読み方、正解は……
正解は……
「ハクビシン」
です!
ハクビシンは外来種だとされていますが、江戸時代に「雷獣」と呼ばれていたのがハクビシンとする説もあり、実は在来種なのではないかと考える人もいるようです。
ネコやタヌキは4本指ですが、ハクビシンは5本指ありますので、足跡に特徴があります。
近年ではハクビシンによる生活環境被害が多発しているようです。
屋根裏や床下に住みつき、夜な夜な走り回って騒音を出したりしています。
ですが、ハクビシンを見つけても、勝手に捕まえたりすると違法行為になります。
駆除が必要な人は専門業者にお願いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!