「石鹸玉」
漢字のイメージから浮かんでくるのは丸くかわいらしい石鹸ですが「せっけんだま」ではありません。
「石鹸玉」がタイトルになっている有名な童謡もあるのですがなんと読むかわかりますか?
「石鹸玉」読み方のヒントは?
ヒントは、子供の頃に遊んだことがあるものの名前です。もしかしたら大人になってからも遊んだことがあるかもしれません。
この名前は「はかないもの」「こわれやすいもの」の比喩として使われることもあります。同じような意味合いで使われる言葉に
「あぶく」
「かげろう」
「うたかた」
などが挙げられます。
「石鹸玉」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「しゃぼんだま」
です!
石鹸玉が日本に入ってきたのがいつかはわかっていませんが、江戸時代の文献にはすでに登場しています。スペイン語で石鹸を意味する「サボン」は16世紀は「シャボン」と発音されており、それがそのまま伝わって「石鹸(シャボン)」となったと言われています。
当時は石鹸は貴重だったため、芋がらやムクロジを焼いた粉を水に溶かして石鹸代わりにしていたのだとか。その遊びは水圏戯(すいけんぎ)と呼ばれていました。
現代では水圏戯という呼び名はほとんど聞くことはありませんが、春を表す季語として今でも俳句の世界で使われています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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