今日の難読漢字は
「忽ち」
「旗魚」
「外郎」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「忽ち」!
この漢字は送り仮名がついていますが、普段は全て平仮名で表記される言葉です。
そもそも「忽」という漢字が何と読むのか、またどんな意味があるのかが難しくて分からないので、予想もつきませんね。
ヒントを見ながら、「忽ち」の読み方を推理していきましょう!
「忽ち」の読み方のヒントはコレ!
「忽」という字は「非常に急いでいる状態」を表す言葉です。
「た〇〇ち」の4文字です。
「忽ち」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たちまち」です!
普通は、「たちまち、火の煙があがった。」などのように平仮名で表記される言葉ですよね。
この「忽ち」は、「忽」という字の意味のとおり、「非常に急な状況や状態」を意味しています。
また、「忽」という字は「ゆるがせ」とも読み、「物事をいい加減にする様」や、「ゆるやかで寛大な様子」を意味する言葉でもあります。
さらに、「忽」は数の単位を表す漢字でもあり、何と小数第五位の非常に小さい単位でもあるんです。
一つの字で、急かしたり、ゆるやかにしてみたり、小さくなってみたり、何だかせわしない漢字ですね。
次の難読漢字は「旗魚」!
「旗に魚」と書く「旗魚」。
そのまま、「はたざかな」や「きぎょ」とは読みません。
でも、旗を振っているような魚って何でしょう?
姿形から思い浮かぶ魚はいませんが・・・・。
でも、よく口にする美味しい魚ということだけは伝えておきます!
さあ、今夜は「旗魚」の煮つけにしましょうかね!
「旗魚」の読み方のヒントはコレ!
この魚はスーパーでも売っていて、「〇〇〇マグロ」が有名です。
「旗魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「カジキ」です!
「カジキマグロ」や「メカジキ」でお馴染みの、あのスーパーでも売っている美味しいカジキ。
漢字で書くと「旗魚」というのを知っていましたか?
その姿形は、鼻というか口のあたりがかなりとんがっていて、かなり特徴があります。
この部分は上あごの一部であり、この武器とも言える部分でエサとなる魚を突いたり叩いたりして捕獲します。
ちなみに、「カジキ」という言葉の由来は、船の進行方向を決める舵(かじ)の部分を貫き通す力を持っていることから、「舵の木の部分を刺す→カジキ」となった説が有力だそうです。
それもそのはず、強力なとんがった上あご部分もさることながら、その泳ぎのスピードは魚類最速とも言われていて、時速100kmにもなるんだとか!
水中で狙われたら恐ろしすぎます・・・。
最後の難読漢字は「外郎」!
一郎、次郎、ときて「外郎」。
昔の男の子の名前に出てきそうなイメージですね。
でも男の子や人物とは全く関係なく、「そとろう」や「がいろう」とも読みません。
通常は平仮名で表記されることも多いため、読める方は少ない難問だと思いますが、あなたは分かりますか?
「外郎」の読み方のヒントはコレ!
地方によって特色がある和菓子で、「〇〇〇う」の4文字です。
「外郎」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ういろう」です!
「外郎」と言えば、小田原や名古屋、京都、山口など、日本の各地でその作り方や材料も異なる、ご当地和菓子といっても過言ではない和菓子ですね。
そんな地方によって製法や味が異なる「外郎」の由来は、江戸時代の百科事典「和漢三才図会」に記載がある、色が外郎薬(透頂香)に似ていることから「外郎(ういろう)」と呼ばれるようになった説と、古来中国と足利義満との交易の歴史の中で外郎薬と一緒に献上した和菓子という説があります。
いずれにしても「外郎」は歴史ある和菓子で、歴史とともに各地で普及・改良がなされてきた庶民に愛される食べ物ということは共通していますね。
これだけ日本の各地でいろんなバリエーションが展開されているので、「全国の外郎を食す旅」を計画しても面白いかも!?