「吝嗇」読み方のヒントは?
吝のヒントは…ありません。
嗇のヒントは…ありません。
おそらく想像のつかない読み方です。
心の眼で読んでみてください。
「吝嗇」の読み方、正解は…
「りんしょく」と読みます。
部首とは何の関係もなく、読み方を知っていなければまず思いつかない読み方ですね。
意味はシンプルで、「けち」ということです。
昔の文学作品などでたびたび登場する言葉です。
「けち」はよく使われる言葉ですが、「吝嗇」を使う機会はどういうときなのでしょうか?
たとえば、「あいつ今日ボーナス入ったのに、ワリカンだってよ。吝嗇な奴だよな~」
とはふつう言わないですよね。
そのようなシチュエーションで使いたい場合、「彼の吝嗇な性格は度が過ぎている」というように文学的な言い回しにする必要があります。
堅い小説などで使われるイメージですね。
また、極度に節約生活を好む人のことを「吝嗇家(りんしょくか)」と呼んだりします。
同義語の「倹約家・節約家」に比べると、ややネガティブな印象を与えますので、注意して使いましょう。