「琴瑟相和す」読み方のヒントは?
「琴瑟相和す」のうち、よくみると難しい字は「瑟」だけかと思います。
「瑟」は、「必」をそのまま音読みしないのがヒントです。
「琴瑟相和す」の読み方、正解は…
「きんしつあいわす」と読みます。
意味は「夫婦がきわめて仲睦まじいこと」になります。
全体の意味を理解するには、やはり「瑟」の理解がポイントです。
「瑟」は「おおごと」を意味し、琴とよく似た弦楽器ですが、琴とは違うものです。
つまり、琴と瑟はたいへんよく似ているものの、微妙に違うわけです。
琴と瑟を合奏すると、その音がよく合うことから「相和」になっています。
この言葉は、理想の夫婦の関係性はどうあるべきか、について示唆を与えてくれるものです。
すなわち、夫婦も琴と瑟のように、性格や考え方が基本同じが良いけれど、やや違うくらいがちょうどいいということです。
類語に「似たもの夫婦」や「おしどり夫婦」もありますが、類似点だけでなく相違点も大事、という「琴瑟相和す」は奥深いですね。