漢字読み講座

【今日の難読漢字】「諧謔」「讒言」「琴瑟相和す」この3つの漢字は読めますか?

今日の難読漢字は

「諧謔」

「讒言」

「琴瑟相和す」

の3つです。

さあ、何と読む?

まず最初の難読漢字は「諧謔」!

文字数は「〇〇〇〇〇」5文字です。

「諧謔」読み方のヒントは?

いっけん読むのが難しそうですが、「諧謔」それぞれの漢字の”つくり”をよく見て、音読みしてみましょう。

「諧謔」の読み方、正解は…

かいぎゃく」と読みます。

意味は…「ユーモア」です。

「どうしてそんな意味になるの!?」と思った方もいるでしょう。

仮に読み方が分かっても、その意味を想像することが難しい言葉の一つといえます。

それぞれの漢字をみると、

諧…調和

謔…戯れる

という意味があります。

合わせると、たしかに「ユーモア」の訳語として適切かもしれませんね。

続いての難読漢字は「讒言」!

文字数は「〇〇〇〇〇」4文字です。

「讒言」読み方のヒントは?

「讒」の字を見たことのある人はいないのではないでしょうか?

複雑怪奇な漢字ですが、ヒントは濁音になります。

「讒言」の読み方、正解は…

ざんげん」と読みます。

意味は「事実を曲げて目上に悪く言う」になります。

「言」がついているので、「何かを言う」ことは想像できたと思いますが、そんな複雑な意味なんだ…と驚かれたかもしれません。

そういう厄介な人、たまにいますよね。

なかなか狡猾で、悪巧みのにおいがする言葉ですね。

最後の難読漢字は「琴瑟相和す」!

文字数は「〇〇〇〇〇〇〇す」7文字です。

「琴瑟相和す」読み方のヒントは?

よくみると難しい字は「瑟」だけかと思います。

「瑟」は、部首をそのまま音読みしないのがヒントです。

「琴瑟相和す」の読み方、正解は…

きんしつあいわす」と読みます。

意味は「夫婦がきわめて仲睦まじいこと」になり、夫婦円満のヒントを教えてくれる言葉になります。

「瑟」は「おおごと」を意味し、琴とよく似た弦楽器ですが、琴とは違うものです。

つまり、琴と瑟はたいへんよく似ているものの、微妙に違うわけです。

を合奏すると、その音がよく合うことから「相和」になっています。

この言葉は、理想の夫婦の関係性はどうあるべきか、について示唆を与えてくれるものです。

すなわち、夫婦も琴と瑟のように、性格や考え方が基本同じが良いけれど、やや違うくらいがちょうどいいということです。

画数が多い漢字が多かったですが、読めましたでしょうか?

出典:コトバンク