漢字読み講座

【今日の難読漢字】「加納」「廉価」「人伝」。「加納」は人の名前の「加納さん」ではありませんよ!

今日の難読漢字は

「加納」

「廉価」

「人伝」

の3つです。

 

さあ、何と読む?

 

まず最初の難読漢字は「加納」!

今回の難読漢字は「加納」です。

 

日本人の苗字でもお馴染みの「加納」さん、「かのう」の他にも読み方があるのをご存じでしょうか?

 

人の名前ではないとすると、音や意味からくる当て字が筆頭ですが、あなたは分かりますか?

 

「加納」さんじゃない「加納」、あなたは読むことが可能??

 

「加納」の読み方のヒントはコレ!

 「〇〇〇」の3文字です。

これは国の名前です!

 

「加納」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ガーナ」です!

 

「ガーナ」とは、西アフリカにある共和制の国で、現在はイギリス連邦の加盟国でもあります。

日本ではチョコの原料であるカカオの原産国としても有名で、「ガーナチョコレート」と「ガーナ」の名前が入っただけで何だか美味しそうに感じますね!

 

そんなカカオで有名な「ガーナ」ですが、他にも金やダイヤモンドも産出できるとあって、多くの国々からも注目されています。

 

日本との関係を見れば、お菓子の「ガーナチョコレート」はもちろんですが、野口英世が黄熱病の研究を行った地としても有名で、現在では「野口記念医学研究所」が設立されているところでもあるんですよ!

 

次の難読漢字は「廉価」!

日常的によく見る「廉価」という漢字。

 

ニュースなどでもよく耳にする言葉でもありますが、漢字になると意外に読めないもの。

 

経済関係の勉強をしている人にとっては簡単な問題ですが、社会人として読めないと恥ずかしいレベルの漢字でもありますので、分からない人はこの機会に覚えてしまいましょう!

 

意味としては「安い」という言葉ですが、「あんか」ではありまんよ!

 

「廉価」の読み方のヒントはコレ!

「〇〇〇」の3文字です。

「安い価格」という意味です。

 

「廉価」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「れんか」です!

 

「廉価」とは、「値段が安いことや安い値段」を表す言葉です。

 

そのままシンプルに「安価」とも表現しますが、「廉価」の方が知的な言い回しですね。

 

ちなみに、「廉価」といえば「値段が安い」ことですが、英語の「リーズナブル」とはどう違うのかご存じでしょうか?

 

「廉価」とは、単純に「値段が安い」ことを表すのに対し、「リーズナブル」とは「その性能・価値からしたら安い」という意味があります。

 

そのため、「この外車はすごくリーズナブルだね」と言われても金額は一千万円を超えていることなんてザラですが、「この車は廉価だね」となれば百万円くらいのものを指すということです。

 

「廉価」の読み方だけでなく、意味もしっかり覚えてしまいましょう!

 

最後の難読漢字は「人伝」!

今回の難読漢字は「人伝」です。

 

字をみると、「人に伝える」ということから語り部による物語か小説などの本のタイトルに出てきそうな言葉ですね。

 

そのまま音読みにした「じんでん」や「にんでん」とは読みませんが、意味としては「人に伝える」または「人から伝わる」しか考えられませんね・・・。

 

さあ、この「人に伝えてきた」ものはいったい何だ!?

 

「人伝」の読み方のヒントはコレ!

「〇〇〇〇」の4文字です。

送り仮名がついたような読み方をします。

 

「人伝」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ひとづて」です!

 

「人伝」とは、字のとおり「人に伝えたもの」または「人から伝わったもの」を表す言葉で、直接ではなく他人を介して物事を伝える様を表現したものです。

 

現代でいうと伝言ゲームのようですが、昔は情報を広めるためには「人伝」しかなく、紙が登場するまではしばらく「人伝」が全てでした。

 

そのため、伝わっていく度に情報が付け加わっていたり間違って伝えられたりして、情報の正確性に欠けることが多く、戦をするようになるといかに正確な情報がやりとりできるかが明暗を分けたと言われています。

 

現在ではインターネットが当たり前の世の中で、スピーディに正確な情報をやりとりすることが可能になりましたが、情報が多すぎて逆に分からなくなっている状態でもあります。

 

たまには、「人伝」にきた情報を信じてみるのも良いかもしれませんね!