今日の難読漢字は
「詣でる」
「未曾有」
「被る」
「著す」
「著しい」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「詣でる」
「詣でる」
これ、なんて読むかわかりますか?
この漢字だけだと、読むのに戸惑ってしまう人もいるのでは…?
あなたはなんと読みましたか?
「詣でる」の読み方、ヒントは?
ヒントはおなじみのあの言葉。
「初詣」!
お正月や1月中に、神社やお寺にお参りすることをいう言葉ですが、
この言葉を読むことができれば、「詣でる」も読めるはず。
ちょっと簡単な問題でしたでしょうか?
「詣でる」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「もうでる」
でした!
主な意味は、神社やお寺に出向いて参拝すること。
こちらも初詣から連想しやすいですね。
ですが「詣でる」にはこの意味以外にも、
自分より目上の方に会いに行くことや、お墓参りに行くことも含まれるんです。
位の高い貴人に会いに行く「参出(まいで)」という言葉を
謙譲語に変化させた「まうでる」が語源なのだとか。
類語としては「参拝」や「参詣」などがあります。
ちなみに、1年の初めにお参りすることを「初詣」と言いますが、
毎月参拝することを「月詣(つきもうで)」
赤ちゃんが生まれて初めて参拝することを「初宮詣(はつみやもうで)」
と言います。
なかなか普段は使わない言葉ですが、
神社やお寺に参拝する際には思い出してみてくださいね!
2つ目の漢字は「未曾有」
「未曾有」
これ、何と読むかわかりますか?
大きな事件や災害があった際に、新聞やニュースで見かけるこの文字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「未曾有」読み方のヒント!
よく読み間違えられるのが
「みぞうゆう」という読み方。
以前とある政治家の方も間違えたことがある
うっかりミスな読み方です。
「曾」は「曾祖父」「曾祖母」などで使われる文字で
「遠い血縁関係にあること」を示す漢字。
現在は簡略されて「曽」の文字が使われることも。
さて、読めるでしょうか?
「未曾有」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みぞう」
です!
「未曾有」は
今まで一度もなかったことや、極めて稀な出来事
という意味を持っています。
本来であれば珍しい出来事全般に使える言葉ですが、
通例では「未曾有の大災害」「未曾有の危機」など
よくない出来事に対して使われます。
台風や災害時のテレビのレポートで
「未曾有の被害が出ています」などと聞くことがあるので
漢字よりも音で覚えている方が多かったのではないでしょうか。
出会う機会が少ないため、大の大人でも読み間違うことが多い
「未曾有」。
なかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、
覚えておけば、恥ずかしい思いをしなくて済みますよ!
3つ目の漢字は「被る」
「被る」
これ、何と読むかわかりますか?
「被害」などでよく見かける漢字ですが、
送り仮名がついています。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「被る」読み方のヒント!
実はこの「被る」、2つの読み方があるんです。
1つはとっても読みやすい「かぶる」。
「帽子を被る」「布団を被る」など
よく使う言葉ですよね。
問題はもう1つの読み方。
意味合いも似ているのですが、
「かぶる」が実際の物に付随して使われることが多いのに対し、
もう1つの「被る」は目に見えないものに付随して使われることが多いです。
さて、読めるでしょうか?
「被る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こうむる」
です!
「被る」は
人から行為や恩恵を受けることを表す言葉。
「恩恵を被る」「ご愛顧を被る」などの用例があります。
また、災いを身に受けることも表し、
「損害を被る」「迷惑を被る」などは聞き覚えのある方がいるはず。
ちなみに「被害を被る」という言葉もよく使われるのですが、
「頭痛が痛い」のように同じ意味の言葉を重ねているため、
本来は避けるべき使い方です。
「かぶる」と「こうむる」
2つの読み方を知っていれば、文章をより理解できます。
よく見かける文字なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
4つ目の漢字は「著す」
小学校で習う「著」という漢字。
辞書を調べてみると、「書きあらわす」「著作」「著述」 「目立つ」「あきらか」などの意味を持つことが分かります。
でも、言葉としては「ちょ」が一般的な読み方で、訓読みで読むにしても「著しい(いちじるしい)」ですよね。
・・・「いちじるす」でもないし、送り仮名一文字の「す」がつくと何と読むか分かりますか?
「著す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇す」の4文字です。
ヒント➁ 意味の「書きあらわす」がヒントです。
ヒント③ 最初の文字は「あ」です!
「著す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「あらわす」です!
「著す」とは、意味のとおり「書きあらわす」のことであり、「書物や文章を書いて出版する」ということです。
「出版する」ということを「あらわす」という風に、一般的には「表し」ませんが、ライターさんの作品だと「著す」という表現を使います。
そのため、「著書」や「著者」は「あらわした書物」や「あらわした人」という意味を持ち、言われてみれば納得の漢字です。
5つ目の漢字は「著しい」
「著しい」
たびたび見かける言葉ですよね。
ですが実は読めない人も多いこの漢字。
あなたは正しく読めますか?
「著しい」読み方のヒント!
「著しい」に使われているこの漢字は、
「著作」「著者」などでも使われています。
また「著しい」の意味に近い熟語としては、
「顕著」という言葉があります。
「成長著しい」
「著しい改善」
などで使われていますよ。
さて、読めるでしょうか?
「著しい」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「いちじるしい」
です!
「著しい」は、
「はっきりわかるくらい明白な様子」
という意味を持ちます。
「成長著しい」は、
目に見えて成長していること。
「著しい改善」は、
改善した様子が誰の目にも明らかなことを意味します。
「顕著」も同じような意味なので、
こちらを使う方のが多いかもしれません。
ですが、ニュースや新聞などでもよく使われている言葉なので、
覚えておくと普段の生活でも役に立つこと間違いなし!
ビジネスでも
「部下の成長が著しい」「売上が著しく向上」
など、使う場面が多いですよ。
「著しい」は
他に同じ読み方の漢字がないので、
この漢字さえ一度覚えておけば、一生使える知識。
読めなかった方も、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!