今日の難読漢字は
「諭す」
「絆す」
「労う」
「辿る」
「拘泥」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「諭す」
「諭す」の漢字は、お札でも有名な「福沢諭吉」、古代中国の思想家の孔子とその弟子が記した「論語」、相手と意見をぶつけ合う「議論」など、どれも勉学に関係した深い意味がありますね。
普通に読んでしまうと「ろんす」になりますが、これは違います。
もっと人に分かりやすく「諭す」ように読んで欲しいものです!
「諭す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇す」の3文字です。
ヒント② ふるさと納税で使うホームページといえば?
ヒント③ 最初の文字は「さ」です。
「諭す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「さとす」です!
「諭す」とは、「自分よりも下の者や知らない人に対し、物事の道理をよくわかるように説明すること」です。
ただ説明するだけでなく、「論」理的に納得するようにする行為が「諭す」です。
分かりやすいイメージとしては、子どもがおもちゃ屋さんで駄々をこねて泣きわめいているときに、お母さんがあれこれ理由を話しておもちゃを買わないことを理解させるような感じでしょうか。
何でもそうですが、本人が心から納得しないと物事はうまく進まないもの。
人にも自分にも、「諭す」ように知見を広めていきましょう!
2つ目の漢字は「絆す」
「絆」といえば、誰かとの強いつながりを示す素敵な言葉ですね。
卒業式などの別れのシーンにも定番の言葉になっている「絆」という感じですが、これに送り仮名がつく言葉もあることはあまり知られていません。
正解を言われれば「その言葉がこれなの?」と少し違和感があるのであれこれ予想するのは難しいと思います。
強いて言えば、最初は「絆す」ことから始まった関係が、時間をかけて「絆」になった、という感じでしょうか・・・。
「絆す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇す」の3文字です。
ヒント② 恋人や夫婦になった「きっかけ」のときの様子です。
ヒント③ 「絆す」、「絆されて」なんて言いますね。
「絆す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ほだす」です!
現在では、「絆す」とは「相手が滑稽で許してしまう」というニュアンスで使われていますね。
恋人になった経緯のときに、「相手に絆されちゃって・・・」なんて友達に言ったりしていませんか?
実は、この「絆す」という言葉は「つなぎとめる」や「相手を束縛する」、「心が惹かれる」というニュアンスを含んだ言葉が本来の正しい意味になります。
そのため、「嫌々許してしまう」という面と、「みんながボランティアをしている姿に絆されて私も参加した」という良い意味でも使われる言葉なんです。
そうなると、やはり「絆」という漢字を使うのがぴったりの素敵な言葉だったんですね!
3つ目の漢字は「労う」
誰もが生活するためにお金を稼ぎますが、働くことを「労働」といいますね。
その「労」を訓読みにした言葉が今回の問題です!
「働くこと」に関係した言葉となりますが、「働くこと」よりも「働いてくれたこと」に注目すると正解が見えてくるかもしれません。
こういう気持ちを上司や旦那さんがいつも持ってくれるととても嬉しいものです!
「労う」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇う」の4文字です。
ヒント② 「いつもありがとう」の気持ちを表す言葉です。
ヒント③ 最初の文字は「ね」です。
「労う」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ねぎらう」です!
「労う」とは、「働いてくれたことに対する感謝の言葉や行為」のことです。
家事をしてくれている妻を「労う」、よく働く部下を「労う」などと使いますね。
「労う」ものが「労働」だった場合は、「労を労う」となり2重言葉のように見えてしましますが、感謝を伝える大事な行為です。
結婚相手や恋人、会社の部下に対しても、上下の関係うんぬんではなく、いつも「労う」気持ちを心に持って生活したいものですね!
4つ目の漢字は「辿る」
「〇〇る」という言葉は他にもあるので、ついつい「めぐる」と読んでしまったそこのあなた、不正解です!
「辿る」の漢字も「山」がついていて、なんだか山を彷徨っている様子が出てくるのも間違いを誘発している気がしますwww
ちなみに、ぐるぐる回ることは「めぐる」で、「巡る」または「廻る」と書きます。
では「辿る」は??
正解に「辿り」つくのはまだ先かも!?
「辿る」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇る」の3文字です。
ヒント② 険しい山を登るときの言葉です。
ヒント③ 目標に向かって進むことを表します。
「辿る」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たどる」です!
「辿る」とは、「ある目標や道筋に沿って、目指すべき方向に進むこと」を表す言葉です。
漢字に「山」がついていることから分かるとおり、「歩きにくい道や険しい道を進む」という意味もあります。
また、「廻る(めぐる)」と混同しやすい言葉でもありますが、それは「〇〇る」という語感の響きだけでなく「あっちこっちに行って迷っている」様子を表す、話が平行線を「辿る」という使われ方もするからだと思います。
迷っても躓いても、光の先へ「辿り」ましょう!
5つ目の漢字は「拘泥」
「拘泥る」の読み方をご存じでしょうか?
「こうでいる」や「ぐでる」と読むのはもちろん間違いです。
実はよく使う一般的な言葉なのですが、漢字にすると読みにくいですね。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「拘泥る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字です。
- 意味は、どうでもいいことに心が捕らわれること。
- 「いつまでつまらないことに拘泥っているんだ」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「拘泥る」の読み方!正解は!?
正解は「こだわる」です。
送り仮名なしで熟語にすると「拘泥(こうでい)」という言葉になりますが、意味は「拘泥(こだわ)る」と同じですよ。
ヒントに示したように「こだわる」という言葉には本来「どうでも良いことを気にしすぎる」という意味があります。
しかし近年では「食材にこだわった逸品」「住み心地にこだわった家屋」などの使い方をよく耳にしますね。
「妥協をしない」「ものごとを極める」というポジティブなイメージが強くなったようです。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!