今回は「脆弱」「尚早」「一矢」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「脆弱」
「脆弱」の読み方をご存じでしょうか?
「危」という字が使われていますが「きじゃく」と読むのは間違いですよ。
「脆」という字は訓読みすると「脆(もろ)い」と読みます。
それでは「脆弱」という熟語になると何と読めばよいでしょう…
さて、あなたにはわかりますか?
「脆弱」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- 意味は、体や物、組織などが弱くてもろいこと。
- 「脆弱な仕組みを強化する必要がある」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「脆弱」の読み方!正解は!?
正解は「ぜいじゃく」です。
「脆」は「よわい、もろい、やわらかい」といった意味を持つので、同じく「よわい」という意味の「弱」という字と合わさると、弱さをより強調した意味になりますね。
脆弱な体、脆弱な神経、脆弱な地盤、脆弱な建物など、様々な言葉に使うことが可能で、類義語としては、華奢、柔弱、弱弱しいなどがあります。
2問目はこの漢字!「尚早」
「尚早」の読み方をご存じでしょうか?
勢いで「なおさら」と読んでしまいそうになりますが「なおさら」は「尚更」と書くので、間違いですよ。
普段の会話の中ではあまり出てきませんが、会議などではよく登場する単語です。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「尚早」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- 「まだ早すぎる」といった意味
- 「今決断するのは、尚早だと思う」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「尚更」の読み方!正解は!?
正解は「しょうそう」です。
「尚」という字には「まだ、なお」という意味があるので「はやい」という意味の「早」と合わせることで「早すぎる」という意味になります。
例文としては「尚早な判断は失敗を招きかねない」などがあるでしょう。
また、尚早という言葉は「時期尚早」という四文字熟語で使われることが多いと言えます。
「今はまだ時期尚早です」のような言い方は、よく耳にしますね。
最後はこの漢字!「一矢」
「一矢」の読み方をご存じでしょうか?
「いちや」と読んでしまった方もいらっしゃるかも知れませんが、それは間違いです。
小学校で習うごく簡単な漢字しか使っていないのに、意外な難読漢字ですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「一矢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- たとえわずかでも反撃するという意味。
- 「一矢を報いる」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「一矢」の読み方!正解は!?
正解は「いっし」です。
「一矢(いっし)を報いる」「一矢(いっし)報いる」といった表現は、よく耳にするのではないでしょうか。
圧倒的な力を持った敵の攻撃に対して、たとえわずかでも反撃するという場合に使われる、慣用句です。
また、「一矢」を使った別の表現には「一矢を放つ」という言い方もありますね。
相手の心に突き刺さるような鋭い言葉を放つことを、一本の矢に例えた表現です。