今日の難読漢字は、
「毟る」
「遜る」
「鶏冠」
の3文字です。
あなたは何文字正解できますか?
目次
1問目の難読漢字は、「毟る」です!
「毟る」・・・見慣れない漢字ですよね。
「雀(すずめ)」に似ているけれど、違います。
「毛」が「少ない」と書く漢字だから、「はげる」?
それも残念!「はげる」は「禿げる」と書きます。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「毟る」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはずばり、「毛」が「少ない」と書くこと!
読み方はひらがなで「〇〇る」の3文字です。
何をすると毛が少なくなるでしょうか・・・?
もう、分かりましたか?
「毟る」の読み方の答えは・・・
正解は、「むしる」でした!
毛を毟(むし)れば少なくなりますよね・・・
「毟る」とは、次のような意味があります。
- 掴んだりつまんだりして引く
- 魚や肉などの身をほぐす
- 財産などを脅して奪い取る
- 綿などをちぎってふっくらとさせる
よく使われるのは「掴んだりつまんだりして引く」意味ですよね。
「毛を毟る」「草を毟る」など・・・
「財産を全て毟り取られた」などともよく使いますね。
また、「恥ずかしがって顔を上げない様子」や「手持無沙汰で退屈している様子」を表す「畳の塵(ちり)を毟る」という慣用句があります。
確かに手持無沙汰だったり恥ずかしかったりする時に、意味も無く手元のものを毟ったりすることもありますよね。
第2問は「遜る」です!
「謙遜する」という言葉はご存知でも、「遜る」という漢字は読めないという方が多いのではないでしょうか?
ビジネスシーンでも使われる言葉なので、覚えておいて損はないですよ。
「遜る」の読み方のヒントは・・・?
ずばり、「遜る」の言葉の意味がヒントです。
- 相手を敬って控えめにする
- 卑下する
- 謙遜する
何と、「遜る」という言葉自体が「謙遜する」という意味を持つのです。
・・・これでは「遜る」の読み方の手がかりがない・・・
そこでさらにヒントです!
実は、「謙遜」の「謙」と「遜」は同じ意味をもっていて「謙る」と「遜る」は何と全く同じ読み方をするんです。
「遜る」も「謙る」も、ひらがなで「〇〇〇〇る」の5文字です。
さあ、分かりましたか?
「遜る」の読み方の答えは・・・
正解は、「へりくだる」でした!
ヒントに合った通り、「謙遜」という言葉の「謙る」も「遜る」もどちらも「へりくだる」と読みます。
多くの海外の人々は初対面の人に対して自分を大きく見せる傾向があるのに対し、日本人は自分を下に見せて相手を敬います。
「遜る(へりくだる)」の「へり」は「減り」が語源だと言われています。
文字通り、自分を「減らす」、つまり自分を小さく見せるという意味を表しているんです。
「遜る」は日本人の美徳を表す文字なんですね。
難読漢字、3問目は「鶏冠」です!
「鶏(にわとり)」の「冠(かんむり)」と書いて「鶏冠」。
「にわかん」では、もちろんありませんよ!
何と読むのか、ピンときた人もいるのでないでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「鶏冠」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはずばり、「鶏(にわとり)」の「冠(かんむり)」です!
「王冠(おうかん)」や「草冠(くさかんむり)」などは知っていても、「鶏の冠」なんてイメージが湧かないでしょうか・・・?
そんな人は、鶏の頭を思い出してください。
大ヒントですよ!
「鶏冠」の読み方の答えは・・・
正解は、「とさか」でした!
鶏の頭の鶏冠(とさか)は、確かに王冠をかぶっているように見えますよね!
鶏だけでなく、鳥の頭についているものは「鶏冠」と呼びます。
キジ科の一部の鳥に鶏冠があるんだとか。
鶏冠は形状によって、単冠・ばら冠・クルミ冠・えんどう冠などの種類に分けられます。
ちなみに、「鶏冠手」という言葉もあるのはご存知ですか?
これは「とさかて」ではなく、「鶏冠手(かえるで)」と読みます。
葉っぱの形がカエルの手に似た植物の名前です。
これも、合わせて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!