漢字読み講座

【今日の難読漢字】「過る」「瓢虫」「層なる」「企む」「梭子魚」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「過る」

「瓢虫」

「層なる」

「企む」

「梭子魚」

です!

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「過る」です!

「過る」

つい「過ぎる(すぎる)」と読んでしまいがちですが、

「過る」と「過ぎる」

よく見ると送り仮名がひとつ足りませんよね。

「過る」読み方のヒントは?

ヒントは、この言葉はまさに「通り過ぎる(すぎる)」場面で使います。

類語としては

「かすめる」

「浮かぶ」などが挙げられます。

「過る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「よぎる」

です!

「過ぎる(すぎる)」と「過る(よぎる)」の違いはなんでしょう?

「過ぎる」は物理的に人や物などが通り過ぎるという意味以外にも、

「約束の時間が過ぎた」

「服装が派手過ぎる」

「量が多過ぎる」など、さまざまな場面や意味で使われます。

一方、「過る」は「まさに今、通り過ぎていく」というニュアンスが強くなります。

「目の前の道を猫が過る」

「思い出が脳裏を過る」

「不安が胸を過る」などです。

同じ漢字・同じ意味合いでも、ずいぶんと違ってくるのが面白いですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

2つ目の漢字は「瓢虫」です!

今回ご紹介するのは「瓢虫」という漢字です。

ある虫の名前ですが、答え合わせをしてもなんだかもやもやするような微妙な虫ではありません。

きっと一度は目にしたことがあるはず。

あなたは読むことができますか?

「瓢虫」の読み方のヒントは?

「瓢虫」は都会でも見かけることのある身近な昆虫です。

たくさんの種類のものがいますが、パッと思い浮かべるのは赤と黒の姿かもしれません。

虫の中でも可愛らしいためグッズも多く作られ、人気だといえるでしょう。

分かりましたか?

正解は…

正解は…

てんとうむし

でした!

「天道虫」という表記のほうがよく使われますが、今回は難読漢字クイズということであまり馴染みが無いであろう漢字表記を紹介しました。

ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。

ちなみに、てんとうむしは世界的にも深く愛されており、指に止まると幸運になると言われている国もあるそうです。

確かに指先にてんとうむしが止まると、なんだか幸運が訪れそうな気がしますよね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「層なる」です!

甘くて美味しいミルフィーユ。

 

「千の葉っぱ」という意味をもつミルフィーユですが、横から見るといくつもの「層」ができているのが分かります。

 

同じく、バームクーヘンも木の年輪のようにいくつもの「層」になっていて、考えただけで食べたくなってきた・・・。

 

そんな「層」ですが、送り仮名の「なる」がつくと何と読むか分かりますか?

 

読めそうで読めない漢字にレッツトライ!

 

「層なる」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① まさにミルフィーユの外観そのものです。

ヒント➁ 一般的には「重」の漢字を使います。

ヒント③ 「か〇なる」の2文字です。

 

「層なる」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「かさなる」です!

 

「かさなる」というと、真っ先に「重なる」という字が思い浮かんでしまいますが、「重なる」の方は「重複する」ようなニュアンスがあるのに対し、ミルフィーユやバームクーヘンなど、「層」が出来ているものに対しては「層なる」が正しい表現となります。

 

千葉県でも、「チバニアン」と呼ばれている昔の地層が発見されて地質学界でニュースになりましたが、こういったときにも「層なる」を使うのがベストです。

 

こういった漢字は、正解を見れば何となく分かりますが、いきなり言われたら読めないのが何とも悔しいですね・・・。

4つ目の漢字は「企む」です!

「企む」と書いて、なんと読むか分かりますか?

そもそも、企業の(き)以外に使う事はあまりないかも知れません。

でも誰でも使ったことがある言葉だと思います。

子どものころは、何度も企むことがあったのではないでしょうか?

大人になると、回数は少なくなるものの

企むことの意味合いがかなり重くなってきます。

さて、「企む」と書いてなんと読むでしょう?

「企む」読み方のヒントは?

企業の「企」は企てる(くわだてる)と読みます。

事業を企てるという意味合いです。

しかし「企む」は(くわだむ)とは読みません。

もっとなじみのある言葉です。

「企む」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇む」です。

悪いことを企む。なんて使いませんしたか?

自分でしている時は意識してなくとも、人が企んでいるのに気が付いたことがあるでしょう。

さあ、なんと読むか分かりますか?

「企む」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「たくらむ」

です!

 

ちなみに悪いことを企む、悪だくみは悪巧みと書きます。

企みは子どもの浅はかなもので、悪巧みはもっと大人のダークな計画です。

覚えておきましょう!

5つ目の漢字は「梭子魚」です!

最後に「魚」の文字がついているので、魚類で間違いない今回の難読漢字。

 

「梭子魚」は普段あまり見かけませんが、お寿司屋さんや和食の料理人の方なら簡単かもしれませんね!

 

スーパーや魚屋さんでも売られていますが、一般的にはカタカナで表記されています。

 

あれこれ考えても仕方がないので、ヒントを見つつ、ここは一発「かまして」やりましょう!!

 

「梭子魚」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇す」の3文字です。

ヒント② 漢字1文字だと「魳」と書きます。

ヒント③ 口先がとんがっている魚です。

 

「梭子魚」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「かます」です!

 

「梭子魚」とは、漢字1文字で「魳」と書く、「口先がとんがった魚」のことです。

海で泳いでいる姿を見ると、まるで魚雷のような見た目をしているのが特徴です。

 

イギリスなどでは釣りの対象である「バラクーダ」としても有名な魚ですね。

 

とても美味しい魚ではありますが、身が水っぽいため刺身としては食べられず、塩焼きか唐揚げとして出されるのが一般的です。

 

少し高級な和食料理屋に行って、「カマス」を食べてみたいザマス。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!